2004年06月26日(土) |
愚息が自衛官を生涯の職業に選択! |
昨晩、当然、陸上自衛隊にいる長男(19歳)が帰宅した。宿泊で帰宅できることなど、夏冬の長期休暇以外できないと聞いていたので、嬉しいやら、ビックリした。4月以来続いていた演習、支援で取れなかった休日の代休だ、という。さらには、一週間遅れの「父の日」のプレゼントも持参してくれた。
夕食の食卓で、彼は「自衛隊にずっといようかと思う」と。現在の彼の待遇は「任期制隊員」といって、陸上二年、海上、航空三年の任期を区切った、言うなれば「契約社員扱い」の自衛官である。これは、人手不足時代の若年隊員確保のため、高額の満期金(退職一時金)を任期満了ごとに支払う制度で、現在、二年満期で90万円程度が継続任用されても支給される。いまや、この任期制隊員ですら10倍以上の高倍率で、もはや満期金などという「餌」はいらないのでは、とは満期金とは無縁の自衛官(15歳から非任期制隊員だった)だったオヤジのひがみだろうか。
この「任期制隊員」の身分でいる限り、彼は生涯自衛隊にいることは出来ない。3任期(6年)または、4任期(8年)の更新の際には、「就職援護(再就職の世話)するから、そろそろ…」と言われ除隊せざるを得ない。残るためには、陸曹候補生(下士官)か、部外幹部候補生(将校)の試験に合格する必要がある。これがなかなかの難関であるが、頑張るという。
さらには「幹部になると転勤が多いからな…」と、要らぬ心配までしている。オヤジの波乱万丈の人生を見てるから反面教師で「安定志向」になったのか… いや違うな。陸上自衛隊に彼女が出来たからに違いない。
まあ、ガンバレ!犬伏1等陸士(一等兵)!
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