いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年06月02日(水) 創価学会員Aさんのこと

 先日、以前から顔見知りだったAさんから『時間を取って欲しい』との電話があった。彼は、創価学会員であることは周知の事実だから、区政の相談でもないだろう。

 当日、ファミレスで出会うと、Aさんは『犬伏さんの生きてきた過程を教えて欲しい』と。唐突な質問にビックリしたが、自己紹介のつもりで、47年間を15分程度でお話し、その後、なぜ議員になったのか等をお話した。また、区議会内のゴタゴタなどもざっくばらんに『ここだけの話』として、お話すると、彼は『僕は公明党員ですよ。いいんですか?』と聞く。

 そこで、私は、創価学会や公明党に対して抱いている思いをお伝えした。以下、その概要である。

 私は、創価学会と公明党の関係を『おかしい』とは思っていない。なぜなら、創価学会員は日本国民であり、その支持政党が、合法的に選挙で議員を選出することは、民主主義のルールに則っている。宗教団体が政治に関与するな、というのなら、神社本庁、仏所護念会、立正佼成会、霊友会、統一教会など、すべて、いかんということになる。
 そもそも、人の一生において宗教心のないことほど悲しいことはない。もし、創価学会の影響がいやだ、というのなら、選挙に行けばいい。現在の投票率いけば、学会票の影響力は16%。投票率が100%になれば、8%の影響力にすぎなくなる。

 ここまで言うとAさんは、いささか驚いたようで『犬伏さんは、常に天涯孤独でありながら、求めているのですね。私にないものを持っている』と、妙におだててくれた。そして、最後に『大田区が産んだ偉大な人、それは池田大作です』ときた。

 結局Aさんの面談の趣旨は、『デイスカバー犬伏』だったようで、私にとっても、不思議で楽しい時間だった。

 上述したように、私は学会や公明党に対しては、自民党や民主党に対する気持ちと特別変わるものはない。ただ、その組織拡大のパワーと努力は、自民や民主の比ではなく、保守系政党は見習うべきだとも思う。兎に角、国から地方公共団体に至るまで各部署には必ず学会員がいる。大田区役所にも、参事級(部長)から課長、係長、一般職員にも多数の学会員がいるのだ。

 いよいよ、来月は参議院選挙がある。投票率が下がれば下がるほど、公明党や共産党のような組織がしっかりしている政党が有利だ。なにを、どう選択するか、すべて有権者たる国民に委ねられている。

棄権は危険!


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