2004年05月20日(木) |
事前情報どおりの業者が落札 |
5月12日の日記に、区内で談合があるとの怪文書が出回った、と書いた。その結果、所管するお役所内は大騒ぎ。(対外的には平静を装っているが‥)特に、OBを「談合会社」に天下らせている、と名指しされた東京都は、所管部局だけではなく、財務局まで騒ぎになった。
そこで、お役所が出した結論は「粛々と」。一週間かけて、各社を呼び、「事情聴取」をし、「宣約書」を書かせ、「各社を呼び事情を調査し、宣約書まで書かせた」という「いい訳」をして、一件落着となった。
そして、本日、入札が行われ、予定通りのゼネコンが、当初の「怪情報」より安く落札した。落札予定社より、入札当日に他社に「落札額の書かれた札」が配られ、皆「紳士的」に、その通りに入札する。
結果、制度としての指名競争入札は実施されたが、「競争原理」はほとんど働かない。(今回は、怪情報のおかげで、いくらか安くはなったが‥) ましてや、公金を使った補助事業であれば、入札額が安かろうが、高かろうが、補助金の額が変わるだけで、施主にはあまり関係ない。いや、あまり金額に差異があると、補助金の申請書類すべてを訂正しなければならないから、「適正な競争」があると迷惑なのかもしれない。
きっと、日本全国で同じようなことが、今日も知らぬ間に行われているのだろう。いや、知らぬは、国民だけ。関係者は、みんな知っている‥嗚呼!
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