いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年05月12日(水) 『談合』怪文書

 このことを書こうか、やめようか、迷った。なぜなら、私も人並みに家族がいる。まだまだ、やり残したこともある。東京湾の下深く沈むのはいやだ。しかし、知った以上書かねばならぬ。実際、このような事例に関与して、お隣り、目黒区長は、自殺。契約課長は逮捕されている。

 それは、補助金数億円余を支給されるある建設工事についてだ。大手ゼネコンが談合をしている、との文章が出回ったらしい。入札日は、もうすぐ。

 このような場合、どうするのか、経験あるお役人に聞いた。彼曰く『無視です。なぜなら、匿名だからです。』とのこと。談合がある、という情報があると、ほとんどその情報通りの業者が落札する。情報が出回ると、お役所は『談合はありません』と宣約書を業者に書かせ、形だけの事情聴取をおこない、結局『予定通り』の業者が落札する。怪文書は、談合に加われなかった業者の、意地悪に終わる。

 補助事業であれば、予算額のほぼ100%近くの金額で落札される。なんのことはない、随意契約(特定業者に発注すること)でも、入札でも、その金額は変わらない。(安くはならない)しかし、談合をすべて摘発すると、日本全国の公共工事が実施できなくなり、雇用不安がおきる、とは親しい捜査関係者の言葉でもある。

 本件で指摘されている工事は、是非とも必要なものであり、早期着工が求められている。どうか、適正な入札が行われ、良い施設が出来るよう望んでやまない。

 これ以上は、書けない。どうしても‥


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