いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年05月11日(火) 区役所2階の喫茶コーナー、その後

 4月12日の日記に、区役所二階を我が物顔で占有している喫茶コーナーについて、お役所的だ、と書いた。その後どうなったか、途中経過をご報告する。

 この喫茶コーナー、区役所オープン前に、相当数の出店希望者を勝ち抜いて、最終選考でも選考された『接遇、メニューとも優秀な業者』なのでそうだ。ちなみに、京浜蒲田駅前にある、大田区産業プラザ1階の喫茶コーナー、上階のレストランも同じ業者というのは、偶然か、または『優秀』だから、ということなのだろう。

 契約は、大田区が、職員文化会(会長は区長)に、公有財産の目的外使用許可を出し、文化会が『職員の福利厚生施設』として、民間事業者に業務委託をして営業させているのだ。店舗賃料はゼロ、光熱費を職員文化会に支払い、会は、それをそのまま、区に支払う。穿った目で見れば、『安く貸すための』便法とも見える。

 ちなみに、20%引きのカード利用者(職員)、夜間などの貸切利用(多分、職員)の利用は、総売上の20%にすぎない。職員すべてがカードを買っているとは限らないが、『福利施設』との位置づけは低いのではないだろうか。まして、蒲田駅前一等地である。

 前回の日記を契機に、事業者側はメニューなど改善案を提出するそうだが、まだ、その連絡はない。そこで、久しぶりに、同僚議員3名と昼食に利用してみた。以下は、中継的記述である。

 チケットを買い、レストランに入る。ほぼ満席の状態。男性1名、女性3名が厨房から料理を運んでいる。我々を横目で見ながら、一言もない。止む無く、たったまま待っていると、6名分席が空いた。食べ終わった食器類が無造作に置かれたテーブルに座るが、片付けにくる気配はない。仕方なく、三人で、近くにあった水置き台に、食器を移動し、テーブルを拭く。

 ところが、チケットを取りに来ない。『すいません!』と、大声で呼ぶ。やっと、来た。水が来ない。仕方なく、取りに行く。先ほどの、移動した食器類、相変わらず引き上げに来ないで、積み上げられたまま。若いお兄さんウエイターに『みっともないから持ってきなよ』と促す。彼の行動を見ていると、料理を運んで、厨房に戻るときは、必ず『手ぶら』なのだ。済んだ食器を必ず持ち帰れば、効率的なのに‥

 やっと、一人目のメニューが運ばれてきた。が、はしがない。テーブル上の箸入れには、フオークが2本しかない。先ほどの、お兄さんに『はしください』と言うと、我々のすぐ近くの引き出しから1本手に取り、別の客と立話を始めて、渡そうともしない。業を煮やした同僚議員は、厨房に取りに行く。私は、その引き出しから10本程取り出し、テーブルの箸入れにいれてあげた。それでも、彼は、お客と会話中。『お兄さん、もういいよ』と言うと、無言で立ち去ってしまった。

 さてさて、デニーズやら、ジョナサンで、こんなことがあったら、どうなるだろう。デパートのテナントレストランだったらどうだろう。役所の『業務受託』だから、雰囲気も役所直営のように『装っているのだろうか』

 この、素晴らしい接遇には、同僚議員3名と、同席した区幹部職員も感動しきりだった。


↑エンピツ投票ボタン
My追加


 < 過去  INDEX  未来 >


いぬぶし秀一 [MAIL] [HOMEPAGE]
 
↑今日の日記は気に入りましたか?
My追加