2004年05月04日(火) |
やっぱり朝日新聞は変でしょう |
朝日新聞(ちょうにち)と書いたら、読者から掲示板に『こんなことを区議会議員が書くなんて、大田区民でなくて良かった』と、その『無教養』を批判する書き込みを頂いた。
まず、『区議会議員が書くなんて』という点だ。この読者の『区議会議員像』を聞いて見たい。町会の祭や、新年会に来て『おべんちゃら』並べて、お酌をし、カラオケの一曲も歌う、そんな議員ごときが、天下の朝日をバカにするな、と言いたいのだろうか。
それとも、区議会議員は、国家については考えなくてもよし、とおっしゃりたいのだろうか。よく『公職にあるものの発言として如何なものか』という趣旨のご注意をいただく。そうではないだろう。公職にあるからこそ、自らの良心に基づいて発言する必要があるはずだ、と思う。そして、その問題提起の方法は人それぞれだとも思う。
その問題提起の方法をもって、私を『無教養』と思われるのであれば、その称号を甘んじて頂戴しよう、とも思う。かの御仁が言われる『教養』とは、議会でも穏便に常に行政側からの提案には『賛意』を示し、町会や団体の会合では、品よく当たり障りのない美辞麗句を述べる、きっとそういうことだろう。であるとすれば、永遠に私には『教養』という言葉は無縁だ。
さて、話題の朝日が、憲法記念日をどう報道しているか、読んで見た。社会面は、『護憲集会』一色である。以下、抜粋である。
イラク人質⇒イラク人質事件の被害者を支援する弁護士の発言:バッシングされても信念を曲げなかった高遠菜穂子さんら3人に勇気づけられた。
北朝鮮拉致⇒松原仁代議士:憲法を改正して毅然を海外にものを言える様にすべき
ビラ配布事件⇒立川の防衛庁官舎に『イラク派遣反対』ビラを配布した市民団体:市民が軍人にビラをまくだけで、どうして犯罪になるのか
護憲合同集会に5000人 改憲論議に危機感を抱く護憲派の市民団体が合同集会を開催した。福島瑞穂 社民党党首、志位和夫共産党委員長が壇上から共闘ぶりをアピールした。
社会面のこの記事の総面積は、24cmX25cm=600平方cm、その中で、松原仁氏や元陸上自衛隊志方総監などの記事は、全体の題字も均等分割しても160平方cm。反面、どうみても左翼と思しき記事には440平方cmをさいている。まあ、所詮、公平中立な新聞だ、とは思っていないが、たいがいにせいや、と思う。
さらに、社説では『遊就館を訪れてみては』と、靖国神社にある資料館について論じている。賛否両論を併記し公平を装ってはいるが、全体の文章からは『反靖国』『反日』の思想がミエミエ(そのつもりだろうが‥)である。
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