いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年04月14日(水) 殉職一等陸曹のご冥福を祈る

 今日は、お台場で行われた『活力 お台場!?』(毎日新聞社主催)というシンポジウムを聞きに出かけた。一部は、青山元東京都副知事の基調講演。青山氏とは、自治体政策学会の懇親会で、相当長い間『独り占め』してお話をしたことがあるので期待していたが、寝てしまった。二部は、同氏や、石原良純氏、iモード生みの親松永真理氏などのパネルデイスカッション。ここでの青山氏の発言は、興味深かった。

 特に印象深かった氏の発言を二つ。

ローマの住宅は、すべて6階建て。これは、高さ制限が20.6mに制限されているためだ。なんと、これは2000年前にカイサルによって施行された。

『歩ける 座れる 夜遅い』が、栄える街の基本だ。

 さて、帰宅すると悲しいニュースが。
陸上自衛隊久留米駐屯地に、軽乗用車の男性が突入し、一等陸曹1名が死亡。三等陸曹2名が軽傷を負った、というのだ。テロとは無関係な、突発行為のようだ。いずれも、報道によると門番(正式には警衛勤務という)の勤務中だったという。

 これが、イラクであったら、左傾マスコミや、エセ平和団体は、踊れや歌えの大騒ぎになっただろう。『ほら見たことか』と。そして『小泉総理の政治的責任は‥』とくるだろう。

 しかし、消防士が殉職して、消防庁長官や総務大臣に政治責任を追求した話は、過去聞いたことがない。自衛官が殉職するのは、非難を恐れず言えばその職務の性格上『必然』なのである。昭和25年の警察予備隊創設から、実に1700名以上の自衛官、予備隊隊員、保安隊隊員が職務中に死亡しているのだ。自衛官(私も愚息も行った)は、任官された日に『宣誓』を行う。その最後は、こう書かれている。

‥‥事に臨んでは、危険を顧みず身をもって責務の完遂にあたり、もって国民の負託に応えることを誓います。

 お亡くなりになった、一等陸曹のご冥福と、イラク復興支援部隊の無事任務遂行、さらには、3人の早期帰国を祈ってやまない。


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