いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年03月18日(木) 教育を変えよう!未来のために

 昨日の私立幼稚園の卒園式に続き、今日は存廃に揺れる区立幼稚園の卒園式に出席した。小学校に併設された園舎で式は行われた。かわいらしい演技や歌は昨日同様に目を細めたが、二つ相違点があった。

 一つは、昨日の私立幼稚園では、会場が壊れるかと思うくらいの大きな『国歌斉唱』が行われたが、区立幼稚園で国歌を歌っていたのは来賓だけで、園児たちは不思議そうな顔をして誰一人歌っていなかった。多分、教えられていないのだろう。

 二点目。それは、私立の園児は、姿勢がよく、落ち着きがあったことだ。進行の号令も、私立は『起立』『着席』。区立は『立ちましょう』『座りましょう』と口語調だ。命令調は『軍国主義の復活』と言うのだろうか。

 幼児期の数年で、これだけ違うのだから教育は恐ろしい、と思った。そして、午後からは、予算特別委員会の教育費の質問にたった。

 教員として、不適格な者は大田区に何人いるか、そのような教員の再教育は、どのように行っているのか。人としておかしな者が教員になっているケースは、分限免職や、行政職への異動をせよ。と迫ったが、相変わらず『よくわからない』答弁だった。
 
 区立の小中学校には、各校何人かのM教員と呼ばれる、問題教員が存在する。見分け方は、挨拶と視線、そして顔だ。校内ですれ違いざまに、大きな声で挨拶をして、明るく声が返ってくれば、M教員の可能性は低い。声が小さかったり、オドオドしていたら、まず『当たり』だ。話をするときに、視線がキョロキョロしているのも、私の経験からして危ない。顔、これは相当に大きな判断材料だ。16代米国大統領アブラハム・リンカーンは、『40歳を過ぎた男たるもの、誰でも自分の顔に責任がある』と述べている。真剣に仕事に取り組み、知識を積み上げている者は顔つきが違う。

 新人の若手議員も『荒れた中学校を放置するな。現場に任せて、教育委員会は何もしていないじゃないか。』と、素晴らしい質問をしていた。不適格教員によって、傷つけれた子供たちの心は、そう簡単には元に戻らない。荒れた学校に通う『フツー』の生徒たちの、教育を受ける権利を保障しなければいけない。教育を学校を変えなければ、この国の未来は危ない!

 この若手議員氏は『なぜ、この議場に国旗がないのか。区長にうかがう』と質問を終わった。いいこと言うじゃん。でも区長に聞いても仕方ない。案の定、区長からは『それは皆さんでお決めになることです』との答弁。

 私も一年生の時、再三『議場に国旗を』と主張したが、取り上げられない。それは、交渉会派(所属議員3名以上)の幹事長会で『全会派一致』にならないからのようだ。国旗を議場に立てるのに反対、とは話にならんな、まったく!


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