いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年03月15日(月) 伊豆高原荘(区立保養所)から議会へ出勤

 昨日から、地元町会の役員さんと大田区立伊豆高原荘に出かけた。ここは、以前は、な、なんと、公務員の調理員が食事を作っていた保養所なのだ。民間委託に伴い、その公務員調理員の皆さんは、隣接する伊豆高原学園という校外学習施設に異動した。その数は確か10名を超えていると思う。

 校外施設だから、通常は使わない。年間稼動日数は100日に満たない。しかし、年収700万円を超える、公務員調理員さんが勤務している。施設をすべて民間委託にすれば、大田区へ転勤していただくことも、地方公務員法上は分限免職にもできるが、しない。

 バブルはなやかれし頃、伊東の温泉で仲居をやったほうが給料が良かったのに、大田区職員になってくれた人々を切るわけにはいかない、というのが理由らしいが、区の職員は雇用促進事業のためにあるのではない。ましてや、この人々、大都市勤務者に支給される調整手当12%が、大田区内勤務者と同等に支払われている。お手盛り公務員が、ここにもいる。

 さて、民間委託した伊豆高原荘は、というと、当初の委託先は相当ひどいところで、運営にも問題があり、お引取りいただき、現在は、区内の学校給食業者さんが運営委託をうけている。これが、すこぶる評判がいい。

 なにしろ、2食(夕食、朝食)で、一人2200円。夕食も豪華、朝食はバイキング。ファミレスで食べてももっと、かかるだろう。また、ここの若い料理長が、食事の間中、お客様の間を回って『いかがですか?』と聞いてまわる。本当にここは『区立?』と疑うほどいい!

 大田区には、長野県にも新築の立派な保養所があるが、そこは地元の町の外郭団体に運営を委託しているが、こことは雲泥の違いだ。施設は、伊豆のほうが相当古いが、サービス、気配りは‥
どちらがいいか、敢えていうまい。官民格差わかりやすい例だ。

 おっと、飲んでる場合じゃない、13時から予算委員会だ。急げ!


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