いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年03月12日(金) 大田区男女平等推進センターの図書コーナーは左傾か

 昨日の予算特別委員会、2点目の質問は、大田区男女平等推進センターの図書コーナーにおける書籍についてである。

 このセンターは、昨年『女男』と書いて『みんな』と読ませたフオーラムを開催して、このことを、サンケイ新聞産経抄により、全国的に有名になった施設である。この『女男』の書き方が、日教組の推進している『平和教育』の一貫である『女男混合名簿』の記載と一致するものだから、すわイデオロギーの城か、と全国の注目を浴びたのだ。

 実際、このフオーラムに参加したが、どうもそれ程の、先鋭的な参加者はいないようで、単に言葉の遊びだった,と安心した記憶がある。しかしながら、男女平等やら、ジェンダーフリー運動を隠れ蓑にして、怪しげなイデオロギーが蠢いているのも全国的な傾向である。

 そこで、この大田区男女平等推進センターの図書コーナーに出かけた。あるある、でてきた、でてきた。左傾で有名な岩波ブックレット、土井たかこさんの本、『従軍』慰安婦の本は相当数あった。さらには、自由主義史観(新しい歴史教科書をつくる会の友好団体)に反対するQ&Aなど、ある一方的な方向だけをむいている図書だ。

 現場で、本を示しながら、女性の室長(区の課長級)に正したが、特段、そのような思いで買ったものではない、偏っているとは思わない、ということだ。そこが、余計、恐ろしい。いつのまにか、男女平等⇒ジェンダーフリー⇒性差否定⇒国家否定という構図に、組み込まれてしまう可能性があるからだ。

 公金で購入する図書は、図書館でなくとも、公平中立を旨とすべきであって、『このような意見もあれば、反論もある。判断するのは区民です』という態度が肝要である。より公平な選択を強く要望し時間切れとなった。

 これについては、自民党新人議員(センター所在地域選出)が質問の前に『犬伏議員のような意見は極一部です』と、この室長を弁護したのは大変残念だった。(私の質問中、応援のヤジが自民党席から随分聞こえていたのだが‥)この新人さんの意見が自民党の『極一部』である、と願いたい。また、控え室が同室の、生活者ネットワークからも『考え方がおかしい』と、強い抗議があった。

 さてさて、読者諸氏はどうお考えだろう。


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