いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年03月09日(火) 危機管理は、東京都さんに聞いて?@環境保全課

 今日は、都市整備委員会である。まず、冒頭に先般の陳情審査の私の発言について謝罪した。これは、民有地を区で購入して公園にして欲しい、という陳情について、私が、この陳情は、代表者の自宅をみると『北側』にあり、公園にすると日照が良くなるから、という思いもあるのであは‥と発言したことについてである。実は、この、お宅は、この土地の『南側』だったのだ。

 委員の審査に、誤解を与えたこと、さらには、陳情者に不快な思いを与えたことを、委員長の許可を得て、陳謝した。ところが、残念なことに、陳情者の方は、私の陳謝の発言が終了してから傍聴席に入場され、聞いていただけなかったのだ。まあ、議事録で確認していただこう。

 
 さて、毎回、何がしら『お役人の常識』に怒っている、この委員会だが、今日もやってくれた。

 昨日、田園調布において、ビンに入った『不明な液体』が多数発見され、大田区環境保全課は、対応を協議し、東京都を通じ、自衛隊の派遣を要請した。この行為は正しい。自衛隊法に基づく、災害派遣は都道府県知事のみが出来る、とされているからだ。ところが、その後の話がお粗末だ。

 どのような派遣になるのか、区は大宮にある警備担当部隊に確認したところ、『仔細については、練馬(師団司令部)から都に回答済み』と言われたそうで、現在、東京都の回答待ちだという。これには、予備自衛官いぬぶし、怒ってしまった。練馬(師団)が情報を持っているならば、なぜ練馬に電話して、すぐ聞かないのか?と聞けば『電話番号がわからない』との答弁。『104に聞け』と私。

 もし、そのビンにサリンなど、区民の生命に危険を及ぼすものがはいっていたらどうするのか。情報とは、貰うのを待っていては遅い。取りに行くものだ、と諭した。すると、上司である部長さん。『自衛隊にも指揮系統がある。我々の職務は間違っていない』と、部下の弁護の発言。

 そのとうりですよ。間違っちゃいない。『平時』ならね。でも、こと、『有事』である今回のようなケースでは、所管課は一刻も早く情報を入手し、区民の安全に寄与すべきで、そんな時、組織がどうの、という議論は虚しい。当の課長さんは、危機意識の欠落を詫びてくれたので、次回からは改善されるだろう。

 


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