2004年02月28日(土) |
お役所は「農耕民族」。オレは「狩猟民族」 |
昨日の一般質問で、ある大田区公務員から届いたメールを披露した。勿論、個人や部署が特定できる部分は削除したが、役所の体質として、その問題よりも「誰が情報を犬伏に流したか」に、労力がさかれるのは、毎度のことながら面白い。何人から「あれは、どこの課のことですか?」と聞かれたことだろう。
以前も、区立中学校の教員が、修学旅行中に飲酒をし、女子生徒にセクハラ、男子生徒に暴力行為を行ったことを、校名を伏せてこのHPに書いたところ、マスコミが実際の学校名で報道をしてしまった。その時の、学校側、町会、PTAの大騒ぎは凄かったが、その騒ぎの原因は「誰がマスコミにばらしたのか」だった。残念ながら、私ではなかったが、事件の問題点は、そのような教員を処分しなかった学校と教育委員会の隠蔽体質にあるはずだが、「誰が‥」に集中してしまったのは、情けない。
日本は、長く農耕民族であったため、DNAの中には「和をもって貴しとする」ということが刷り込まれている。学校でも、職場でも、勿論、役所でも、その組織に造反するものは、例え、その事が正義であったとしても、「秩序を乱す不届き者」と烙印を押されてしまう。
お役所の、悪習や、密室行政がなかなか改革できないのは、この農耕民族の「掟」によるところが大きいと思う。地元で生まれ、地元の学校に行き、PTA役員や、町会役員を務め、議員になり、行政と「話し合い」で事をすすめていく。そのような、この国の伝統的政治スタイルからすると、私など、根無し草の「狩猟民族」の代表は、「和」を保つには、随分と邪魔だろう。お役人の心中察するにあまりある。
さて、ついでに、もう一人、心あるお役人からのメールをご披露しよう。
恥ずかしながら私も元東京都職員です。公務員にまつわるニュースを読み、悲しくなりました。 私のいた職場では午前中は仕事があるのですが、午後は3割の人が仕事、7割が何もせずに遊んでいます。寝ている者、ギャンブル新聞を読んで研究している者、居場所さえわからない者……。退庁時間までの4〜5時間も遊んで過ごしています。 特に技能系職員は事務系職員より多くの手当てを貰っていて、仕事を頼むと「もっと金くれたらやってやる」とか、「ふざけるな」などと言って何もし てくれません。上司も何も言いません。わが身かわいさです。職員が不正を 行っても全てもみ消してしまいます。当たり前の様にワイロを貰ってます。 学生アルバイトでも十分こなせる様な簡単な仕事に高給を払ってます。時 給900円ぐらいのバイト生の方が、立派に仕事してくれます。朝、酒臭くて も平気な顔して寝ていて誰も注意一つしません。みんなで笑ってます。他の事業所も多く経験しましたが、どこの職員も似たりよったりでした。 石原都知事は職員の何を知っているのでしょうか。特に出先の事業所の実態なんて何一つわかってないでしょう。職員の半数、特に技能職職員は余剰職員です。皆さんの大切な税金はこんなところでも、無駄に使われています。 リストラのないことをいいことに、大きな顔して好き勝手しています。情け なくて嫌で仕方がなく、でも私だけでは何もできずに退職しました。でも、 公務員は法で余剰職員は無条件で解雇できるはずです。
このような、お役人がいなくなるまで、「狩猟民族派」いぬぶしは戦っていく。乞う、ご期待!
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