いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年02月27日(金) 平成16年大田区議会第一回定例会一般質問全文

 大田区議会自由党の犬伏秀一でございます。私は、さる12月9日、小沢一郎党首のなき後、新生「自由党」を5名の区市議の同志とともに設立し、党代表に就任いたしました。これは、それぞれの自治体で、日教組、自治労、などの行政改革抵抗勢力と戦ってきた、保守本流の灯を消さない、という思いの結晶であります。
 
 学校運営を改革しようとすれば、すぐさま「はんた〜い」と叫ぶのは、ご存知、日教組所属の教員ですし、過激な性教育を奨励する性教協所属の教員は、ほとんどが、全教すなわち、日本共産党系列の教職員組合員であります。

 住民の辛さなど、なんのその、と権利の主張を繰り返すのは、各自治体の職員組合であり、我々、良識ある議員は、これらを駆逐し、最小の経費で、最大の住民サービスを実現しなければなりません。
さて、そこで、今回も、お役所の非常識について質問を致します。どうか、区幹部だけでなく、テレビ中継でご覧の組合員の皆さんも、耳をかっぽじってお聞きいただきたいと思います。
ここに、私に届いた一通のメールがあります。

私は大田区の職員です。本庁に勤めているものです。
「残業代の予算あまるので、各係XX時間消化するように!」の通達が・・・
予算残ると来年はCUTだからね!
これでは、”非効率の薦め!”です。これを区民が聞いたらどう思うことでしょうか?
効率的に事務を行なわなくてよい仕組み おかしいですね  本当に区役所の非常識です。

 実名で、住所まで書かれておりました。出来れば、その通達文章が欲しいと、お願いいたしましたが、残念ながら口頭での指示だった、とのことです。また、ある課では、予算が余ったので、あわてて小手先の事業を作り、業者を呼んで、3月31日までに執行せよ、という契約を結んでいます。すべて、どこの課であるか申し上げることが出来ますが、役所の体質として、情報源に迷惑が及びますので、あえて申しません。区長以下、一部理事者の皆さんが、事務事業適正化を必死にすすめている中、このような不届き者が存在している事実をどのようにお感じになるでしょうか。お答えください。
区役所の中を、私が歩くと、知り合いのお役人から「あんたのお陰で、職場助成費が廃止されて、職場旅行が悲惨だった。」とか、「東京ドームのシーズンシート廃止は冗談じゃない」といった声をよく聞きます。本来、正すべきことを正すと、既得権の侵害だ、予算は全額使え、このような公務員の体質こそ変えなければなりません。
 
 先日、区内の知り合いのお医者さんから、おもしろ事件を聞きました。地域行政センターの生活保護担当者が、この医院の事務職員に患者の生活保護認定につき、あまりにも理不尽で、お役所の都合を押し付ける、なめた口をきいたそうです。そこで、頭に来たこの事務担当は、お役所の非を正し、お互い名前を名乗りあったそうです。事務担当は「い・ぬ・ぶ・しと申します」
と言ったそうです。すると、この高飛車な女性職員の態度が急変し、30分後には4キロ以上はなれたセンターから、お役人が自転車で生活保護医療券をデリバリーしてくれたそうです。先ほどまで「いつになるかわからない」と言っていたものをです。
 
 区職員はやれば出来るのです。そして、理不尽な対応を心のどこかでは「いけないこと」とわかっているのです。だからこそ、いけないことを「いぬぶし」などというヤツにばれたら大変と、即刻改善してくださったのでしょう。どうか、多くのまともな職員のみなさん、法律で禁止されているスト権の批准投票に○などつけなくていいから、区民から○をもらえるよう頑張っていただきたいと強く要望いたします。
 
 次に、偏向した大田区の教育についておたずねをいたします。
昨年3月、異常な性教育でお馴染みの性教協の活動家S教諭が、大田区立小学校から中野区に転出されたことは、中野区民には申し訳ないが、大田区にとっては喜ばしいことでした。しかしながら、相変わらず、区内の公立学校や、公教育の場には、この国が憎くて憎くて仕方ない人種が、アメーバーのように蠢いております。
 
 1月22日から2月19日の間行われた区民大学「女と男の共生塾」も、そのひとつです。
これは、有限会社フェミックスという会社に、大田区が10万円を払って開催しているものですが、この会社が発行している雑誌をみてビックリしてしましました。日の丸、君が代反対、反動的、ナショナリズム、踏み絵弾圧などという、左翼が大好きなことばが並びます。都教育庁や、自民党に抗議のFAXをおくろう、などという呼びかけも掲載されています。文京区の特定会派の議員の連載記事も毎号のっているのです。このような、ある特定の政治的意図をもった法人に、公金を支出されることがゆるされるのでしょうか。もし許されるとするならば、今後、区民大学の講師に小沢一郎氏や、安倍幹事長、神崎代表なども是非採用していただきたいものです。お考えをお伺いいたします。
 
 また、学校でも日教組ウイルスが猛威を振るっています。先日、ある中学校の歴史教員が、「イラク自衛隊派遣は大多数の国民が反対している」「テロに対抗したら憲法違反だ」「国会は民主的ではない」「右翼はうるさい」などと発言したとして、父兄から抗議の声があがりました。勿論、この教員は日教組の組合員であり、その授業は崩壊寸前だというのです。
また、2月19日の産経新聞に、都教組、都職労などの意見広告が掲載されました。

曰く、東京の公立学校の卒業式では全教職員が日の丸に向かい、君が代を斉唱することが罰則すきで強制されようとしています。と。

 まったく、このような公務員や教員を税金で雇用していることを、心より残念に思います。
国旗国歌法は、憲法に基づいた公平公正な選挙で選ばれた国会議員が、適法な制度により公布した法律であります。また、学習指導要領にも同様の記載があります。誰も、教員の自宅に日の丸をあげよ、プライベートな時間に君が代を歌え、と言っているのではありません。公務員として勤務している時間には、法律を守り、国旗に礼を尽くし、国歌を歌え、と言っているにすぎません。
 
 左翼的思想の皆さんに共通する行動原則は「自分たちの主張は、法律がなんと言おうと正しい」であります。その、押し付けを子供たちにすることが、いかにまっとうな国際社会ではおかしなことになるか。日本、中国、韓国、米国でおこなわれた高校生の意識調査に如実に現れています。
男は男らしく、女は女らしくすべき、という質問には、米国、韓国は60%以上、中国では83%がそうだ、と答えているのに対し、日本は男49.2%、女22.5%という異常な低さです。また、規範意識を問う「親や先生に反抗する」「学校のずる休み」はいけないか、との質問にも、わが国の高校生が圧倒的に低い数字をしめしているのです。
 
 自らの生まれた国に自信をもたせないような教育をされた子供たちは、何を目標にし、何を規範にしていいかを見失ってしまいます。国旗、国歌を侮辱する教育、男女の性差まで否定する教育、伝統的歴史を否定する教育の成果が、今まさに具現化されようとしています。明日では間に合いません。どうか、偏向した公教育をまっとうな姿に戻してまいりましょう。国家100年の大計を踏まえた、ご答弁を期待いたします。
 
 最後に、イラク復興支援につき一言申し上げておきます。大義なき派兵などという、国際社会からバカにされる発言が本議会でも相次ぎました。大義は、国益であります。いま、イラクの人道支援を行うことは、国益にかなうことなのです。そして、襲われたら対抗する、当たり前のことです。平和平和と叫んでいれば、平和がふってくるわけではありません。今、あなたの大切な人が殺されようとしている、わきには小銃が落ちている、普通の感覚の人間なら、ここで銃をとり、相手を殺すでしょう。それでも「暴力反対」と叫び殺されるのを傍観しているとしたら、その人は相当精神を病んでいる方でしょう。私は、アルカイダ、ウサマビンラデインの同時多発テロで、会社を倒産させてしまいました。それでも、自らの生活と、家族は守らねばなりませんでした。平和とは、そして、安全とは、勝ち取るものであることを忘れ、奇麗事だけを述べてはいけません。イラク復興支援に派遣されている、自衛官、外務省職員の無事帰国を祈り、私の質問を終わります。


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