2004年02月23日(月) |
聞いてみないとわかんないもんだ!一億円の釣堀顛末 |
金曜日の日記に、「不法占拠の釣堀に大田区が一億で和解」と書いた。事実関係を調べ、次の議会で質問しようと、担当者に聞いて「まいった!」。
確かに、一億を超える血税を、釣堀屋のオヤジにくれてやる、ことは間違いない。ところが、この血税、実は、ほとんどの部分が、このくれてやるオヤジの金なのだ。
ややっこしい言い方で申し訳ないが、実際ややっこしいのだ。つまり、この池を寄付してくれた社団法人と、オヤジとの契約は、昭和61年に切れている。その池を平成元年に譲り受けた大田区も、同様のスタンスで、賃借料の受け取りを拒否していた。
ところが、オヤジ側は、賃借料を法務局に供託していたのだ。その総額は、なんと7500万円を超える。裁判となれば、この賃借料は大田区には入らない。ところが、和解となれば、供託していた賃借料は、いくばくかの利息もついて大田区の収入となる。
平成元年から、もし大田区が管理していたとすれば、その額は、7500万円以上かかっていただろう。そう考えれば、7500万円の臨時収入があり、それに3000万円程上乗せして、和解した、と考えれば、まあ、高くはない。15年間の管理料年額200万円、しめて3000万円払うから、明け渡せ、ということだ。
しかしだ、賃料を受け取るということは、15年間の不法占拠を合法と認めたことになりはしなしだろうか。本来は、供託した賃借料は、オヤジに返して、差額の3000万円だけを和解金額として、議会に上程してくれたほうが、わかりやすいと思うのだが‥
まあ、どちらにしても、交渉された方、ご苦労さん!
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