2004年02月19日(木) |
おめでとう!町会会館落成式 |
挨拶をする町会長の目から熱い涙がこぼれ落ちた。ある地元の町会会館落成式に呼ばれた。いや、呼ばれた、という表現は、いささかおかしいかもしれない。実は、この会館建設推進室の室員を仰せつかっていたからだ。
この町会の地域内に住んだことはないが、わが社(平成14年に潰した旅行社)の営業所があって、法人として町会会員だった。そんなご縁から、平成13年、町会役員さんから「なんとしても町会会館を建てたいので、支援せよ」との命を受け、土地探しから、各種補助金申請、法人化手続、招待状の作成、寄付金芳名板の原稿打ちにいたるまで、一緒に進めてきた。
途中、会社の倒産劇があった時も、町会役員一同で慰めてくれた。さらには、昨年の区議会議員選挙。「犬伏は貧乏だから‥」という言葉が町会内で合言葉のように話され、何から何まで、町会有志の手弁当で、素晴らしい選挙を行うことが出来た。
会館にかける役員さんの気概も凄まじかった。この時代に、寄付金の総額は2000万円を超え、建設には、町会内の関係企業がフル動員され、徹底してコストを抑えた。設計監理は、この会館を夢見ながら他界された先輩区議のご子息があたられた。
こんな、経過を経て今日の落成を迎えることが出来たので、町会長でなくても、目頭が熱くなる。商店街中央に建った会館は、モダンなデザインの、それこそ区内一と言っても良い出来だ。
この会館の完成を機に、この地域の親睦の和が広がり、地域活性化と、青少年の健全育成の拠点となるよう願ってやまない。
|