2004年02月16日(月) |
まったく、お役人の議会軽視には困ったもんだ |
今日は、定例の常任委員会が開催された。私は、都市整備委員会に所属している。委員会というのは、所管について、お役人が「所管事務報告」といって、前回以降、所管事務について報告をし、委員たる議員が、質問をして終わる、というのが一般的な流れだ。
この質疑のなかで、お役人が「すでに、決めたこと」を、「わかりました。それでは、おっしゃるとおりに変えましょう」なんてことは、絶対にない。いかに、あんたの言っていることは「出来ないか」を、必死に、場合によっては、可哀想なくらい無理やりに説明する。たとえ、みえみえであっても‥
また、何を報告して、何を報告しないか、は、すべて、お役人の判断だから、「文句言われそうな」案件は、報告しなければいい。場合によっては、すべて終わってから「事後報告」にしちまえば、文句の言いようがない。このように、区議会ですら、その情報は、完全にお役人に握られており、お役人の手のひらで、うだうだ言っている議員、という気がして、いつも腹立たしい。
今日の委員会でも、吠えた。それは、路上喫煙禁止条例についてである。一昨年来、この問題を、この委員会で審査し、議論してきたのだが、ここ2ケ月、なんの報告もない。ところが、2月13日の新聞各紙は「大田区路上喫煙禁止条例制定に」と、過料額まで明示されて報道しているのだ。議会をなめてんのか!
それが、所管委員会に、今日も報告すらない。所詮、委員会なんて、その程度にしか役人は思っていない証拠である。区長部局が出してきた案件を、異議なく可決することを与党の責任、と思っていた時代はそれでよかっただろう。しかし、だからこそ、議会軽視になり、住民の意向を聞く場合は、直接民主主義に近い方法が取られるようになっってしまったのだろう。
お役人も、もはや「しゃんしゃん議会」は、時代遅れであることを痛感しなければいけないのに、まだまだ、過去のDNAが残っていて、変われない。嗚呼、本当に嫌になっちまうな〜 まあ、この担当部長さん、あと1ケ月で定年だから仕方ないか‥
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