いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年02月04日(水) 先生、「イラク派兵」はいいからちゃんと授業してネ

 わが国の戦後教育の大失敗は、労働組合にそれを委ねたことにある、と断言してもよいと思っている。エセ民主教育の名のもと、「結果の平等」まで求め、学校のなかだけは「努力に関係なく」”みんな平等”。

 義務を果たさなくても、権利は主張すべし、と教え、この国はいかにひどく悪い国だったか。だから、国旗や国歌は軽蔑し、国際社会からは孤立しても「ガンコに平和」を訴えていれば、空から平和が降ってくる、と教えられた。

 時代の流れとともに、一般社会では「ハシカ」から治癒したように、少しづつではあるが、「フツーの国」に変わりつつあるが、まだまだ、学校や公務員社会の職員団体の中には、シーラカンスのような輩が残っている。

 先日、ある中学校の保護者複数から「偏向した授業をしている社会科教員がおり、授業は崩壊寸前」との指摘を頂いた。さっそく、各方面に確認をすると、どうやら、保護者の指摘どうりの「教員の一方的な思想の押し付け」授業であるらしいことがわかった。また、この教員の授業は、相当数の生徒が聞いていない、らしいこともわかった。

 日教組は、イラク派遣を受けて、この問題を積極的に「平和教育」に利用するように指示しているようで、区内の他校でも同様の話を聞く。

 さっそく、別紙のような要望書を学校長と教育委員会に提出し、善処を要求した。

 これら、「偏向した」教員に伺いたい!
なぜ、自分たちの「主義主張」だけ、児童生徒に教え、正常な授業にしようと指導主事や学校長が介入すると「不当な介入」と騒ぐのか?
あなたたちが、自宅や、勤務時間外に「国旗、国歌はんたい!自衛隊イラク派遣はんたい!」を叫ぶのは、おっしゃるとおり「思想信条、言論の自由」で勝手だ。が、教室では止めて欲しい。勿論、公費から給与をもらって参加する、卒業式、入学式でも、国旗には礼を尽くし、国歌を大きな口をあけ歌って欲しい。それが、公務員たる教員の当然の姿だ。以前、来賓として招かれた区立学校の校長が、国歌斉唱で起立しなかったことがあった。あきれて物が言えない。あたり前のことが出来ないなら、式典は欠席しろ!

 多くの、まともな常識を持った教員に無礼だ。


↓以下、教育委員会、学校長宛の文章である。



大田区教育委員会指導室長様            平成16年2月4日
大田区立○○○中学校長様

                        大田区議会自由党
                        犬 伏 秀 一

        不適切な社会科教員の発言について

過日、○○○中学校保護者より、教員の思想信条を押し付けている授業がある、との指摘がありました。
つきましては、事実関係を調査の上、区内全学校教員に対し、注意を喚起されるよう要望します。

不適切な授業の内容:

担当 ○○教諭
授業 社会(歴史) 2学年
発言の趣旨
* 自衛隊イラク派遣は、ほとんどの国民が反対している
* イラクでテロに対し、戦闘行為をおこなったら憲法違反だ
* 国会の運営は民主的ではない
* 右翼はうるさい

私の見解:
自衛隊のイラク派遣については、様々な議論がされており、賛否両論があり、ほとんどが反対、という見解は著しく公平を欠いている。
イラクでのテロに対しての、防御行動としての戦闘は、刑法及び自衛隊法により認められている合法的行為である。
国会は、正当に選挙された議員により運営されており、たとえ、与党が数の論理で採決したとしても、それは、議会制民主主義の大原則に則っており、民主的でない、とはどういう趣旨か。不満があれば、自己の意見を代弁する政党、政治家に投票し、与党を変えればいい、と教えるのが本来であろう。
右翼はうるさい、としたら、左翼はもっとうるさい、と教えるべきであるし、そもそも、教員が発言すべき内容ではない。
いずれにしても、一部の偏向した教員が、児童生徒に対し、一方的な思想信条の強制を行うことは、重大な人権問題であり、看過することはできない。公平かつ、社会一般の常識にあった教育が行われるよう望む。
なお、参考までに、当該教員の担当する授業は、崩壊に近い、との指摘もある。

(***上記の文章は、実際に提出したものから、学校を特定できる部分を削除したものである***)
                                 


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