2004年02月01日(日) |
日本航空、全日空に乗るのは止めよう!陸自派遣隊輸送拒否 |
陸上自衛隊イラク派遣部隊の隊旗授与式が、今日、旭川駐屯地において小泉首相の臨席のもと挙行される。そして、先遣隊のサマワでの活動も、毎日のようにメデイアを通じ届けられる。
ところがだ、日の丸のもと、わが国の国際貢献と、名誉のため日夜努力している自衛官とは裏腹に、いたって官僚的な対応をしたのが、日本航空と全日空。
昨年秋に、防衛庁から非公式に、イラクは派遣部隊の輸送を「安全上の理由」から断った、というのだ。なにもバグダットに行け、と言ったのではない。各国の民間機が運行しているクウエ-トまでチャーター機でいくか、クウエートへの定期便がある、途中まで定期便を使わせて欲しい、というものだ。
が、二社は断った。とくに、日本航空は、今年、それも、あす二日、国際線就航50周年を迎えるナショナルフラッグキャリア(その国を代表する航空会社)だ。その翌日、3日に、陸上自衛隊本隊が、止む無く、政府専用機で出発する。
政府専用機の乗員は、航空自衛官だが、訓練は日本航空で行われた。また、現在のJAL常勤顧問は、元統合幕僚会議議長の空将だ。顧問に「いかがいたしましょうか?」と聞かなかったのだろうか。JALの顧問の英文名は「アドバイザー」だぞ。
結局、12月26日の空自先遣隊は、英国航空、1月16日の陸自はノースウエスト、1月22日、2月3日は、政府専用機を使う。流石に、事なかれ主義の、外務、防衛官僚も、2度にわたって「鬼畜米英」の航空会社で派遣したことによる「士気」への影響を考慮したのだろう。初めて政府専用機の「乗客」として、自衛官を搭乗させることにした。
自衛官が、海外渡航する場合、旅行会社に示される仕様書には「日系航空会社」を使用して見積もるよう指示される。当然だと思う。しかし、だ。この有様。次回からは、「イラク派遣に使用した航空会社」と書くべきだ。
そういえば、陸自の車両を輸送したのは、なんとロシアの輸送機だったけ。スクランブル、相変わらず、ロシアの軍用機が一番多いんだぞ。 JAL CARGOを使えよ。
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