いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2004年01月31日(土) いつの間にか、我が社の社員も公務員マインドに!

 使えない公務員の特徴に「言い訳」がある。兎に角、いかに出来なかったかを、手を変え、品を変え説明する。その努力たるや、尊敬にすら価する。そして、であるから、私(または、当庁)には、責任がない、という結論に至るのだ。逆説的に言えば、議会や議員、区民に対して、いかにうまく、出来ない理由を説明するか、だけに全精力を傾けているような奇特な方もいる。

 まさか、自分の経営する会社の社員が、この公務員病に罹るとは思わなかった。

 今日、経営しているレストランの店長から「打ち合わせをしたい」との連絡があり、専務と共に、参加した。この店は、諸般の事情から経営権を引き継いだものだが、今ひとつ従業員の「必死さ」が見えてこない。そこで、私が厨房に入ったり、昨年11月には「解雇」を通告し、同日に「新たな気持ち」で再雇用する、という荒療治も行った。

 そのかいあってか、1月は、当初は大赤字の予定が、小赤字で終わった。が、目標数字にはいかなかった。昨年暮れ、ここの従業員たちは「1月に目標がいかなければ、給与はいらない」とまで宣言してくれ、えらく感動した。

 しかし、今日のミイ-テイングは、失望だった。正に、使えない公務員の「いい訳」の羅列を始めるのだ。彼らの主張は以下のとおり。

① 売り上げが目標に至らなかったのは、社長たち経営陣が、客を連れてこなかったからだ。
② 今日、来月以降のビジョンや、数字を提示できなかったのは、時間がなかったからだ。
③ 会社を信じられないから、やる気がおきない。

 流石に、「人の良い」私も切れた。店長に「わかった、明日から来なくていい」と通告した。公務員社会であれば「言い訳」として通用するかもしれないが、厳しい民間の、それもサービス業では、話にならない。

 このような「いい訳」をするようでは、決して店は良くならない。あらためて、月曜日に再度、彼らの意見を聞くことにしたが、「いい訳」で発展した会社は聞いたことがない。我武者羅に頑張る姿勢が、来週のミイ-テイングで聞けるといいのだが‥


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