2004年01月29日(木) |
区民大学が危ない?女と男の共生塾 |
大田区では、教育委員会社会教育課主催で「区民大学」という講座を開催している。そのひとつ「女と男の共生塾」なる講座を受託している会社が、怪しい、という通報が区民からあった。この会社が発行している「WE」という雑誌に、反君が代、反国旗、反天皇制の記載がある、というのだ。
ジェンダーフリーや男女共同参画という、誰もが「納得」する大義を掲げている団体の中には、わが国の伝統文化を否定し、性差をも否定し、結果として、国家転覆という大きな目標に向かっているものが少なくないようだ。
この会社がそのような一派なのかどうか、選考過程を含め、担当課長に確認し、また、議会事務局を通じ調査したが、今ひとつ釈然としない。わからない時は、現場に行くのが一番。さっそく、今日、区民大学に参加してきた。
課長から、講座担当者には、私が傍聴することは伝えてあったが、「講師」には言わないように依頼した。左翼勢力の特徴として、体制側には「情報公開」を要求するくせに、自分たちは「超秘密主義」だから、講師に事前に知らせると、傍聴を妨害される恐れがあったからだ。
さあ、「敵地」だ。区民センターの教室へ行くと、担当者は、あわてて、教室の外へ私を連れ出し「講師から、傍聴は困る、と言われた」と伝える。予想されていたので「いや、傍聴でなくて結構。一区民として参加する」と言い、グループ討論など、2時間ぎっちり参加した。
講座自体は、参加者が講師の助言を受けながら、メデイアにおける、ジェンダーについて考える、という筋書きだが、極端な男性誌であるポストと、ちょうにち(朝日)新聞系のAERAを比較して、AERAを「ジェンダーに配慮した雑誌」と評価するなど、どうも納得できない進め方もあった。
ただ、参加者のうち「らしい人」は、ごく一部のようで、まあ大きな問題ではない。が、だ。上述したような政治的意図明白な団体の講師を「区民大学」に起用し、税金10万円を支出することは適当だろうか。
区民大学に、まさか小沢一郎民主党代表代行を招聘しないだろう。同じことだ。それとも、担当者か、上司に「かの政党」の関係者がいたのか‥
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