いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年12月29日(月) 街”に”暮らす人、街”と”暮らす人

 今日は、知人が30年近く経営していた喫茶店を閉店するので、いるものがあったらあげるよ、というので出かけた。兎に角、卑しいものだから「タダ」とか「激安」という言葉を聞くと、いらないものでも持ってきてしまうのだ。結果、過去には随分と「有料粗大ゴミ券」を自費で購入したものだ。

 しかし、今回は違う。さすが、バブル期に作った喫茶店だけあって、家具など、相当なものが沢山ある。自分の店で使えるものは、すぐさまGET!
オッツ!LDカラオケがある。年初来、近隣の老人いこいの家で「絵の出るカラオケが欲しい」と要望されていた。担当課長にお願いしていたが、区長の「それは寄付でお願いしたい」の言葉で望み薄に。こいつを頂いていこう。ちょっと古いが、公約実現!?

 そうだ、いす、机は、町会会館を新築している地元の町会に貰ってもらおう、と町会役員さんに電話すると、すぐさま「運送部隊」を編成して現場に来てくれた。イス、カウンター、ガスレンジ、コップなどを頂いて、町会会館建築現場へ搬入した。現場には、町会会館の完成を待ちわびる人々が、入れ替わり出入りしていて、さながらサロンのようだ。そこへ、喫茶店の机とイスである。早速、コーヒータイムが始まった。

 お祭りでも、町会行事でも積極的に手伝う人々と、見て楽しむ人々と、街には二種類の「人種」が住んでいる。当初は、前者が「土着」の自営の商工業者、後者は「新住民」でサラリーマン層、だと思っていた。が、どうやらそうでもないらしい事が最近判ってきた。

 この町会の総務担当は、上場企業を定年になった几帳面なおじさん(失礼)だし、役員には元丸暴の刑事さんもいる。よくよく観察すると、比率は少ないが、サラリーマン層の方々も街の運営に関わっているのだ。どうも、上述の原則はあてはまらない。ようするに、その人の生き方の問題のようだ。

 勿論、現役世代バリバリの時期は、昼夜土日の別なく働いているから、なかなか地域や、PTAなどには参加できないだろうが、将来のためにも是非、自分の住む地域に積極的に参加して欲しいものだ。

 街”に”暮らすことは誰でも出来る。選挙にも行かないけれど、お祭りや、盆踊りを”見”にはいく、という生活だ。でも、せっかく、その街で暮らしているなら、街”と”暮らしたほうが絶対に楽しいと思う。

 街と暮らそう!

 


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