いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年12月28日(日) 自衛官の皆さん、雪祭り支援は止めよう!

 6月の札幌市長再選挙で当選した上田市長が、市議会において「自衛隊イラク派遣反対」を表明した。自衛隊の駐屯地を擁する市長として、とのことだが、であれば、消防署のある町会の町会長が「火事になっても、消防署の現場派遣はんた〜い」と言ってもいいことになる。

 どんな御仁かと、色々調べたら、中央大学卒、札幌弁護士会副会長、同会子供の権利委員会委員長などを歴任。市長選挙には、民主党、社民党、市民ネットの推薦で当選している。経歴からも、決して推薦団体へのリップサービスではなく、「本音」を議会でお話になったのだろう。

 議会の答弁での、お役人の意味不明だが、絶対責任を追及されない答弁は大嫌いだが、行政経験のない「市民派」を自認する首長の無責任発言は、もっと耳障りだ。首長の発言の重さというものを、新人市長さんは理解されていないようだ。それが証拠に、その後、陸上自衛隊北部方面総監部に異例の訪問をし、「雪祭りへの協力を要請」する、という厚顔無礼をはたらいているのだから。

 札幌雪祭りは、雪像の設計、建設、さらには雪の搬入まで、陸上自衛官延べ3万人が従事して作成していることは、あまり知られていない。そのうえ、各雪像には、スポンサー企業がついており、そのスポンサー料(広告収入)は、すべて札幌市の懐へ入る。自衛官には、弁当が支給されるだけである。

 それでも、自衛官は、極寒の中、すこしでも素晴らしい雪像を作ろう、と懸命の努力をしているのだ。そこの市長が、日本国の国際的な立場と、国民の名誉のため、復興支援に出発する自衛官に対し「反対」と叫び、でも、雪祭りは手伝って、はないだろう。

 左翼や、エセ民主団体が得意の、「自己肯定」、ご都合主義の典型ではないか。

 北部方面隊幹部は「自衛隊は、道民の、国民のための自衛隊」と、市長発言など気にしない、との態度だが、どうも釈然としない。


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