いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年12月21日(日) ありがとう!SOMETHING GREATさん

 今日は、年末の日曜日。一昨年の今日あたりは、旅行会社経営者として、JTBからの常識を逸する要求に、人としての尊厳すら失いかけていた。そして、平成13年12月28日、ついに22年間経営していた会社を廃業した。その後知ったのだが、この時期に2名のJTB特約店社長が、経営苦で自殺をしたそうだ。そう、今思い出しても、地獄のような毎日だった。

 そして、あっという間の2年間。まさか、こんなに笑顔で暮らせる日々が来るとは、2年前の今頃は想像もつかなかった。その間、会社がなくなっても、個人保証していた、金融機関からの借り入れ金、リース会社などから、引っ越した自宅には、毎日のように内容証明郵便が届く。なかには、裁判所からのものもあり、妻は玄関のチャイムに出るのが苦痛だった、と言う。そして、昨年5月には、リース会社から議員報酬の差し押さえ。
詳しくはココ

自己破産を決意⇒破産をやめ特定調停に変更⇒調停不調⇒個別に整理、と、長い長い借金整理の2年間であった。いまでも、信用保証協会、RCC(整理回収機構)、金融機関、JTBと所得の大部分を返済にあてている。

 世の中には「借りた金は返すな」などという、とんでもない本がベストセラーになっているようだ。ときたま「ああ、破産しておけば、もっと楽だったのに」という、悪魔の声が、心の奥でささやくことがある。

 いや、でもきっと、返すぞ!という「思い」が、今の幸福を導いてくれたんだろう、と思う。金はない。しかし、笑顔一杯の生活は、何物にも代えがたいものだ。(自己破産による、人生再生を否定するものではありません!念のため)

 そして、その「思い」は、必ず「天」に通ずる、と信じている。私は、特別の宗教を信じている訳ではない。クリスマスには、にわかクリスチャン。大晦日や法事は、敬虔なる仏教徒。さらには、正月、お祭りは神道、と、平均的日本人である。しかし、世の中には、我々の叡知を超えた、偉大な力が存在する、そう信じているし、そうでなければ説明できないことが身の上に多すぎる。

 アメリカだかの著名な物理学者が、「物理学の世界でも、何か偉大な力の存在(SOMETHING GREAT)を認めざるを得ない」と書いていた。
存在と言うと、偶像崇拝のようになるから、あえて「働き」と変えたら分かり易い。辛い!辛い!と嘆いていると、本当にもっと辛くなる。お役所のように「出来ない理由を連呼」していると、出来ることも出来なくなる。

 この2年間の、借金返済人生を通じて得たもの、それは「自ら解決できない苦難は、ない!」と。

 そして、このような結論に、手を変え品を変え導いてくれた、SOMETHING GREAT(サムスイング グレート)さん、ありがとう!

 全国の悩みを抱える読者の皆さん!必ず解決しまっせ。解決しないとしたら、その根本の原因は、ご自身の決断にある。先送りだけは絶対に駄目。
ガンバレ!


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