2003年11月14日(金) |
委員会傍聴のお願い!有権者の責任ですヨ |
区執行部が何か新たなことを議会に提案する場合、正式には本会議に提案して、そこで所管委員会に付託され、調査をし採決し、その結果を本会議に報告、それを本会議で追認する。という流れである。正式に、と書いたのは、このルートに乗る時点で、実はすでに、採択が決定されていることが、ほとんどなのだ。
議会には、このほかに幹事長会、議会運営委員会というのがあり、議会の運営につき事前調整をする。いずれの会も「交渉会派(議員3名以上所属する会派)」しか参加できないので、私には無縁だ。現在、自民(議員19)、公明(12)、共産(8)、民主(5)、ネット無所属(3)が、このメンバーである。
区執行部は、まず、自民と公明に素案のうちに相談する。そして了承されると、幹事長会に諮る。そこで概ねの方向が示されると、ここではじめて公的な議会運営委員会でその上程につき審議されるのだ。この筋書きは国会のまねっこで、私は地方議会には馴染まないと思っている。
さらには、民主主義は「パワーポリテイック(数の政治)」と言われているが、区市町村議会レベルで、果たして政党がいるだろうか。区執行部にとっては、あったほうが楽でいい。二つの政党の幹事長に相談すればいいのだから。しかし、二大政党(自民・公明であり、民主ではない)に所属する議員も地域代表であるから、必ずしも、31名の意見が地域代表としての意見でないこともある。
セレモニーの様相が多い本会議には傍聴者がパラパラではあるが、いる。残念なことに、最も議員の本質がわかる委員会には、ほとんど傍聴はない。(たまに、保育園の民間委託反対などという時だけ満杯になるが)どうか、常任委員会、特別委員会を傍聴していただきたい。そこには、あなたの生活そのものに影響する案件を真剣に審議する議員の姿がある。
国政や、区政に、文句・不平を言うことは簡単である。しかし、それは、実は、天に唾吐くことになることを理解していただきたいのだ。その文句の対象の行政を作ったのは、他ならぬ、あなた自身なのだから!
|