いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年10月26日(日) 民主主義を捨てた埼玉県民、今後政治に文句言うなよ!

 参議院議員選挙埼玉補欠選挙が行われた。民主優勢といわれていたが、自民党候補が僅差で当選を決めた。それは、それでいい。問題は、投票率である。27.52%と聞いてあきれてしまう。投票率が低くなればなるほど、宗教団体などの組織票によって当落が左右され、「本来の民意」と投票結果が乖離する危険がある。

 マスコミなどは、無責任に政治離れだ、政治は三流だ、と騒ぎ立てる。また、戦後の異常な「平等教育」は、機会の平等だけでなく、結果の平等までも求めたため、「出る杭」は異端児視する傾向が顕著となってしまった。つまり、立候補するやつは異端だから、さわらないほうがいい、と教えられてきた。

 ある地元の中学校の先生が、生徒会選挙への立候補者が少なくて困ると、その原因を次のように述べていた。曰く「必ず当選するなら出るが、落選する可能性があると出ない。候補者数と当選者数が同数までは、立候補希望者があるが、超えると皆でない」と。リスクはいやだ、危険を冒してまで、誰かのためには働きたくない、ということだろうか。

 選挙なんか関係ない、政治なんか誰がやっても同じだ、政治家はウソつきだ、とわかったように言う人がよくいる。そんな人には、意地悪く、こう質問することにしている。「では、前回、あなたが投票した、国会議員、都議会議員、区議会議員の名前を思い出してください。そして、その方々の選挙公約を教えてください。その公約について、その方々が、議会でどのうように発言し、行動し、その結果、何がウソだったのでしょうか?」と。
これに答えた人は、未だいない。せいぜい、ウルセイ!と言われ以降「犬伏は生意気だ」と吹聴される。

 誤解と中傷と、おしかりを恐れず、あえて極論を言う。 
政治を三流にしたのは、三流の有権者だ。政治の体たらくを招いたのは政治がダメだと嘆きながら、投票行動を変えない有権者のせいだ。政治家が、勤労者層に目を向けないのは、給料が安い、上司が悪いと会社や政治の悪口をいいながら、投票日には、家族と行楽に出かけてしまう有権者のせいだ。
(勿論、選ばれた議員が変わるのが一番だが‥)
 
 今回、棄権した埼玉県民は、来年7月の参議院選挙までは、絶対に政治の悪口を言ってはいけない。なぜなら、あなたたちは「お任せ民主主義」を選んでしまったのだから。


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