いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年10月19日(日) 議員は「挨拶屋」と「ご祝儀配布人」か?

 議員にとって、秋の土日は「かきいれ」だ。兎に角、会合が多い。各種団体とは疎遠の私ですら、こんなに忙しいのだから、他の方々はさぞかし大変だろう。

 今日は、朝7時に後援会幹部さんの会社のバス旅行の見送り。8時から区内キャンプ場で行われた、アスレッチクとデイキャンプのお手伝い(これは、元小学校PTA副会長として参加)。10時半から、障害者の集いへ。一時間ほど会場をまわり、またキャンプ場へ。ここで、カレーの配給、ゲームの手伝いをして、今度は、「明るい家庭をつくる会」主催の、チョット待ってジェンダーフリー教育という講演会へ。

 キャンプ場への出入りでは、駐車場での「お色直し」が必要だ。つまり、スーツから普段着へ、普段着からスーツへ、と着替えるのだ。流石に、ズボンを車内で着替えるときは周囲を気にする。へたをすると「変なおじさんが、ズボンを下げている」構図になってしまうからだ。

 各会場では、色々な議員さんに出会う。極めつけは、キャンプ場にスーツで登場し、ビール券を差し入れた若い議員さん。忙しいだろうから、スーツは仕方ない。しかし、ビール券はいただけない。「顔を出す」ことが重要なのだろうが、若いPTAの役員さんからは「TPOをわきまえないヤツだな」と、逆効果だったようだ。

 ちょっと待ってジェンダーフリーにも、都議さんたちが来賓として招かれていた。皆さん、ご自身の挨拶が終わると、そそくさと会場を後にする。最後まで、講演を聴いていたのは、私だけだった。以前も、オペラの会のコンサート会場入口で、来場者に握手をして、コンサートが始まると帰った議員がいたが、大ひんしゅくをかっていた。

 顔を売らないと当選できない、それも事実だ。政治活動のスタイルも人それぞれでいい。しかし、挨拶屋や、ご祝儀配布人になりさがってはいけないと思う。同じ仕事についているものとして、複雑な思いだ。


 


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