いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年10月09日(木) 土木、公園事務所に奥座敷が!

 今日は、来年から一部民間委託が開始され、廃止になる土木事務所、公園事務所の実態を調べに、2ケ所の土木事務所と、1ケ所の公園事務所に出かけた。

 訪問の30分前に「作業日報3日分をコピ-して欲しい」旨、本庁舎の課長より連絡してもらった。1ケ所目にたずねると、ないやら必死にパソコンに打ち込んでいる。「ある日報でいいんですよ。作らなくても」と、職員に声をかけると、「いえ、もう少しですから」との返事。とにかく、手書きの日報をもらった。

 次の事務所は、公園と、土木事務所が同居している。ここは、課長(管理職)がいるので、ありのままの日報をいただけた。(通常の事務所長は、係長級で、組合員である)

 日報を見て驚いたことは、ほとんどの作業が、民間にすでに委託している作業の一部をやっているに過ぎないことだ。つまり、「職員がいるので、仕事を作っている」のだ。また、区職員たる作業員は5名一組で班を構成しているのだが、なんと、もう一人公務員の運転手が車を運転して、作業員を現場まで”お連れ”するのだ。運転手は、運転以外作業はしない。

 さらには、この運転手さまが、お仕事のない時に休憩する「お座敷」が事務所内にあって、壁とドアで隔離されており、管理職ですら入れない雰囲気がある。テレビも持ち込んでいるらしい。民間のドライバーが聞いたらぶっ飛ぶだろう。

 それでも最近は、軽トラックに限り作業員自ら運転するようになったそうだ。こんな状態で「民間委託はんた〜い」は、到底納税者の理解を得られまい。


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