2003年10月08日(水) |
衆議院選挙前哨ポスター戦争 |
選挙が近づくと、街中に候補者の顔写真が載ったポスターがベタベタと貼られる。このポスターも実は、法規制がある。
1)候補者の顔が一人だけ大きく出ているもの だいたい、言い訳用の講演会の日付が書いてあるが、この日付に関係 なく、以下の日の前日までに撤去する必要がある。
衆議院議員:解散の日、または任期満了日の6ケ月前の日 その他の議員:任期満了日の6ケ月前
2)候補者以外に弁士の顔が載っているもの(通称:2連ポスター)
これも以前は違反と言われていたが、共産党が三多摩地区で使用して 検挙されなかったので、定着したらしい。候補者の氏名、顔の部分 は、全体の総面積の1/3以下で、他の弁士より目だってはいけない。
このポスターは、各選挙の告示日(衆議院は公示日という)まで貼れ る。
選挙の王道は、有権者と候補者の接触の多さであろうが、それ以外のことでも、各選対は必死に争う。このポスターは、活動量の目安としてわかりやすいので熾烈な場所取り争いが水面下で行われている。実際に、私の友人の会社では、他陣営のポスターを剥がして、自分たちのポスターを貼っていた陣営があった。
先の区議会選挙では、お店の外壁にあった他候補のポスターの上部に、私が自分のポスターを店員さんに了解を取って貼ったところ、この候補者から大クレームがついて「剥がしていいか」と言ってきた。
いずれも、気持ちはわかる。しかしだ、この事前ポスターで投票行動を決定した、とのデーターは残念ながらない。ヨソ様の壁や、商店の店頭をお借りして貼るポスター、実は、陣営や候補者自身の自己満足なのではないだろうか。まあ、一部の支持者からは、「よく活動している」と評価されるかもしれないが‥
せめて、キレイに、整然と貼ってもらいたいものだ。
祈 ご健闘! 各陣営殿
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