いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年10月07日(火) 2つの我がまま陳情を不採択

 今日は、午前中、都市整備委員会。午後は、交通問題調査特別委員会が開催された。都市整備委員会が昼休みにかかった関係で、昼食抜きで、次の委員会に参加した。会社にいるときは、昼食抜きは日常だったが、区役所で昼食抜きは、極めて異例だ。

 定例会中は、議案審査が委員会の仕事だが、両委員会ともに付託議案がないので、陳情審査が主な仕事だ。陳情とは、区民の方から「こうして欲しい」という要望のことだが、実に我がままなもの、区議会審査になじまないものなど、実に色々なものが持ち込まれる。

 その中でも、午前、午後、二つの陳情を「即刻否決すべき」と主張した。
午前中は、「自らが住むマンションを建て替えるために、容積率300%を600%にして欲しい」という、管理組合からの陳情だ。こんな陳情を許していたら、都市計画そのものの存在が無意味になってしまう。「それでは、我家も立替えしたいから、容積アップを」となってしまう。ましてや、容積を倍とは、とんでもない。幸い、全会派一致で不採択となった。

 午後のとんでもない陳情は、「〇〇ハイツから蒲田駅まで直行バスを走らせて欲しい」との陳情だ。共産党の婦人フロント組織からのものだったが、これも見識を疑う。この地域には、既存のバスもあり、駅までも15分でいける。しかし、それでは時間がかかりすぎるから、「直行バスを」というのだ。

 そんなことは、〇〇ハイツの管理組合が、バスをチャーターして行えばいい話で、区がやるべき仕事ではない。こんな事が実現できるならば、太田区中のマンションから「うちのマンションからも直行バスを出せ」と、大騒ぎになるだろう。審議も不要である、と主張したところ、共産党以外の会派が不採択に賛成。共産党が採択すべき、と述べ、不採択に。

 やれやれ‥区民のエゴと、公務員のエゴ。その間にある議会。心してかからねば!


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