2003年09月04日(木) |
大田区の駐輪場問題がNHKで激論。でも、議員には知らせない |
今日は、エイトライナー促進大会なるものに参加した。これは、環状八号線(エイトライナー)と、環状七号線(メトロセブン)の地下に鉄道を作ろう、というもので、毎年、日本青年館で促進大会が開催される。
大田区からは、町会、商店会、各種団体、議員など150名が、大型バス三台に分乗して出かける。2時からはじまる大会に、10時50分に区役所に集合し、出発式をやり、弁当とお茶、記念品をもらい神宮にある会場へ。ここで毎年出迎えてくれるのは、杉並区の非常勤職員の労組の、いやがらせシュプレキコールだ。杉並の非常勤職員の雇用が6年でクビになるのは、恐怖区政だ、と毎年訴えている。そうかな〜
会は、国会議員らのお決まりあいさつで終わり、記念講演(今年は、落語家)が行われる。田舎の大陳情団よろしく、毎年税金(大田区の分担は130万円)を使ってやる意味があるのだろうか。ましてや、議員には弁当も土産もいらない。(今年の土産はハンコケース、昨年はしゃもじ、その前は、まな板)
さて、夜、帰宅してのんびりしていたら、地元町会役員さんから、「すぐNHKを見ろ」との電話があった。「ご近所の底力」という番組で、蒲田の放置自転車をどうするか、全国の成功例から、蒲田の住民、NPO,商店会、町会の皆さんが、自ら解決案を考える、との番組だった。大田区からは、担当参事(部長級)と係長が出演していた。
かねがね、大田区の放置自転車対策には苦言を呈していたので、撤去偏重を是正するいい企画だと思った。しかし、大問題は、このようなテレビ番組で討論する事実を、所管の「区議会都市整備委員会」や、その委員には、一言も事前に報告がなかったことだ。
いかに役人が議会や、所管委員会の審査を軽視しているかの好例ではないか。出演していた役人二人は、日ごろから頑張っている方だけに、この問題を議会や委員会とともに考えていく、という感覚を持っていなかったことが残念でならない。
最後に、大田区の放置自転車対策の問題点は、「いい訳」が多すぎ、撤去偏重で、工夫が足りない、と断じたい。
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