いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年09月01日(月) えっ!議会にいくと6000円交通費がもらえる

 この日誌でも再三書いているが、大田区議会議員は、委員会や本会議で、議会に行くと(勝手に行くのは含まない)一日(半日でも、いや15分でも)6000円の「費用弁償」というお金が支給される。もちろん、税金からだ。この額は、港、品川、世田谷などと同額で、23区中最高額である。(最低は、墨田、荒川、中野の3000円)

 初当選のころ、この趣旨を尋ねたら「議会出席にかかる諸費用の合計」だという。我家から区役所までは、バスで210円。自転車なら、ゼロ円。自家用車なら、役所の駐車場がタダだから、カソリン代金が50円くらいだろうか。タクシーでも、800円。どうやっても6000円は.使い切れない。

 同僚議員が、一年間に支給された費用弁償を別口座で貯めたところ、54万円になったそうだ。さらには、このお金は「弁償金」なので、所得税が非課税なのだ。よく国税当局が文句をいわない、と不思議である。

 といいながらも、4年間も頂いていたのだから、私も同罪である。区へ返還する方法は、と調べると、どうやら出来ないらしい。(公職選挙法で寄付行為となるらしい)豊島区と練馬区の区議が、供託という方法を取って、国に預けていることを知った。当該の区議会事務局に聞くと「議員さんが勝手にやっていることで、わからない」という、迷惑そうな返事だ。

 大田区議会事務局で、私の給与の差し押さえ供託(昨年5月15日の日記参照)を担当した「供託のプロ」が、法務省東京地方法務局に問い合わせて調べてくれたところによると、供託手続は以下のとおりらしい。

被供託者(大田区長)から、供託者(議員)に対し、平成〇〇年〇月〇日付けで受け取った金〇〇〇円について、平成〇〇年〇月〇日に受け取るべきでないことが判明したので、被供託者(大田区長)に対し提供したが、受領拒否されたので供託した。
との、理由がいるらしい。

 早速研究してみたい。

(参考)
区議会議長交際費 大田区 500万円(23区中最高額、2位は江東区380万円) 海外視察費は、一人80万円(23区で実施している区は、5区、大田区は額では第2位、最高額は千代田区98万円)


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