いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年08月24日(日) 厚生労働省、薬は対面販売で!譲らない役人の意識

 そもそも、お役人の感覚と、一般の国民の感覚は、絶対に相容れない。ご本人たちは、長い間、お役所という組織にいるもんだから、それがあたり前、と思っているが、外から見ると、随分とトンチンカンな理屈がまかり通っている。この、トンチンカンを、少しでも是正するのが議会の役目だと、一人吠えている。

 地元に、ドンキホーテーという、激安ショップがある。深夜、いや早朝5時まで開店しており、薬もあるので、大変便利だ。このお店が、なんと、深夜、薬の無償配布をするというのだ。以前から、深夜お助け隊、なるものを組織して、深夜の顧客相談に無料で応じるなど、その努力はリッパだったが、何故、無料?

 ここにも、厚生労働省の、トンチンカン常識が働いていた。つまり、医薬品は薬剤師などの指導のもと、対面販売が基本、というのが、お役人の常識。ところが、深夜には、ドンキホーテーには薬剤師が不在になる。そこで、テレビ電話を利用して、本部に常駐する薬剤師が、あたかも対面しているように指導するから売らせろ、とやった。役人の結論は「ノー」だあったらしい。そこで、ドンキー側は、顧客のニーズを考えて、「販売」でなければ文句ないだろう、と無料配布で、この役人の常識と戦った。ところが、自らの常識と、権限の縮小を恐れる役人は、これにも「ノー」だという。

 そもそも、薬やさんや、大型ドラッグ店でも、説明を受けて薬を売ってもらったことなど、記憶にない。そういえば、随分前に、避妊具の通信販売の会社に関わったことがあり、女性用避妊フィルムを販売しようとした時の役人の言葉は可笑しかった。「これは医薬品ですので、対面で使用法を説明のうえ販売しなければないけません」と。この手の商品は、一秒でも早く買って、その場を離れたいのが一般人の常識。ましてや、使用法なんぞ、説明された日には‥

 まあ、厚生労働省のお役人には、国民のニーズや常識よりも、省益優先なのだろう。この、お役人意識を改革しなければ、小泉さん!


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