いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年08月19日(火) 区議会の委員会に思う

 今日は、交通問題対策特別委員会である。都市整備委員会、交通問題調査特別委員会と、街づくり系の委員会ばかりに所属しているが、決してこちらの希望ではない。この委員会の所属は、交渉会派(3人以上の議員が所属する会派)がにまず、すべてを割り当て、残った委員会を一人会派3人に割り当てる仕組みになっている。事前に一人会派の希望を聞いてから調整せい、と言っているのだが、4年間改善されなかった。くやしかったら、交渉会派になれ、ということだろう。議会内活動のために、意見が違う党派や、人物と会派を組むことは、魂を捨てるに等しく、到底できないので、相変わらず、一人孤軍奮闘している。

 さて、本日は、「穴守稲荷駅にエレベーターを」という陳情、請願の審査のため、委員会を一回開催して、その後、視察に出かけた。視察がある場合の委員会は、役人からの報告だけで、概ね15分から20分で終了し、視察に出かけ、視察は、12時に区役所に戻って終われるように組まれる。従って、このとき報告された役人からの案件についての質疑は、1ケ月後に開催される委員会までお預けとなる。

 素朴な疑問なのだが、であれば、午前中委員会を開催して、午後から視察に出かければいいじゃないか、と思うのだが、「過去の前例」から、そうはならない。議員も、長時間拘束を嫌うだろうし、役人も一日議会に出ていたら仕事にならん、ということだろうが、必要なら何日でも議論すべきだ、と思う。また、通常の委員会が、12時を過ぎても会議をおこなっていることは、極めてマレである。議論が伯仲したら、昼食をはさんで、午後やってもいいじゃないか、と一人思うのだが、交渉会派の皆さんは、どうなんだろう。他区では、そのような例もあるようだが‥

 役人の「エクスキューズ(言い訳)」、つまり「委員会で、議員に説明したのだから、区民に説明したことと同じ」というロジックに使われないよう、本質的な議論、役人と議員のクエスチョンタイムではなく、議員同士で議論する、本来の委員会審議に変革する必要がある。

 そうでないと、いつまでたっても、お役人にバカにされてしまう。委員会後の昼食時の、お役人の会話。「ふう〜、今日の委員会も無事乗り切った。」 


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