いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年07月31日(木) チェコの大学生を議会に案内

 先日、地元の盆踊りに青い目の浴衣姿が二人来ていたので声をかけた。チェコの大学で日本語を勉強しているという男女二人で、私の知人の家にホームステイをしているという。勉強を始めて2年というのに、流暢な日本語にはビックリ。

 知人にも話して、本日、大田区区役所見学会を実施することになった。国際親善なんぞは、そんなに大仰なことをしなくても出来る、というのが私の信条だ。例えば、駅で迷っている外国人に『May I help you? 』と声をかけるだけでも、かの国の人の日本に対する印象は、格段に『親切な国』となるはずだ。

 まずは、区役所2階の情報コーナーによって、外国人向けの案内をもらう。住む訳ではないのだが、りっぱな『暮らしのガイド』三カ国語訳まで頂戴した。この親切な対応は、きっと民間委託だろうな。(区職員なら、さらに立派だ!)

 次に、10階本議会場。これは、区民の方でも、なかなか見たことがないようで、一見に値すると思う。彼らもビックリしたようで、議長席に座って、記念写真を撮影していた。チェコの市会議員は何人?と聞いたが、知らないらしい。どこでも、若者の政治離れがすすんでいるのだろうか。

 あまり、興味はmないだろうと「議会図書室」に案内した。ここは、通常の図書館とは違って、地方自治に関する書籍や、議事録、規則集などが中心である。ところが、彼らは、えらく興味深げに、一冊一冊表紙を見てまわる。なんと、漢字が読めるのだ。そして、「白書というのが多いのですが、なんのことですか?」と質問された。

 今日は、ある特別委員会が開会されるので、それも傍聴してもらうことにした。傍聴者名簿に、達筆なカタカナで記名し、委員会室へ。自分が所属していない委員会を傍聴するのは興味深い。が、残念。

 延々と、役人の説明が続き、議論が出そうな雰囲気ではない。早々に、引き上げることにした。はたして、彼らには、日本の区議会の委員会、どのように映っただろうか。


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