いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年08月01日(金) 開業資金融資も大変!

 今日は、親父の命日である。昭和42年8月1日、紅顔の美少年(?)だった私を一人残し(母とは離婚していた)、胃癌、肺癌、肝臓癌を併発して、さっさと逝ってしまった。当時10歳、すでに36年もたってしまった。まあ、人生は考えようで、親父が死ななかったら、区議会議員にはなっていなかったと思うので、良し、としよう。

 今日は、地元の方から新規開業資金融資のご相談を受け、区役所融資窓口へ。聞けば、国民生活金融公庫(国金)では、あっさり断られた、とのこと。区の開業資金は、区が、あっせん書を金融機関に出し、金融機関から融資をされるものだ。そして、金融機関は、ほぼ100%、信用保証協会の保証を要求してくる。保証協会は、保証料1%程度を請求し、この保証料を大田区が払うことが、この資金の唯一のメリットである。

 そこで、区の窓口では、どのような融資でも、信用保証付の場合「信用保証協会に聞いてきて欲しい」といわれるのが一般的だ。今回も、同様で、同じ建物3階にある、保証協会に行っていただいた。が、駄目!1500万円の希望額に対し、200万程度なら、の回答だという。

 この額では、到底、相談者の事業は開始できない。一切担保設定していない建物もあり、家族には、連帯保証人になれる公務員もいる。金融機関にとって、債務保全には問題がないはずだ。止む無く、金利はいささか高いが、懇意にしている金融機関を紹介申し上げた。また、事業計画の無理な部分にも、過去の経験からアドバイスをさせていただいた。

 廃業倒産の多い今日、開業しようという殊勝な経営者には、少し無理をしても開業資金を融資するのが政府系金融機関の務めだろうに。返済を延ばしていただいている身としては、言いにくいが、頼みますよ!


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