いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年07月14日(月) あたり前に生活すると痩せるし、良い子が育つ

 今日は、区外施設の視察。4年に一回、選挙後に、長野地区、鬼怒川地区、伊豆地区、館山養護学校の4地区を視察するものだ。すべてまわってもよいのだが、鬼怒川は旅館だし、長野地区は特段変化ないだろうと、先週の伊豆、そして、今日の千葉県館山市にある、区立養護学校の2ケ所を選んだ。

 養護学校というと、身障者や知的障害者の学校を連想するが、この学校は、肥満、喘息、偏食、虚弱の児童の健康回復を目指す、全寮制の区立の小学校である。

 子どもたちは、学校内に寄宿舎指導員とともに起居し、敷地内にある学校棟で勉強する。食費、往復の帰省旅費などは、収入に応じ、国費、都費、区費の補助がある。

 前回も感じたが、子どもたちが、とても礼儀正しいのだ。そして、とても明るい。肥満の子どもも、この学校で、規則正しい生活をすると、1年で10kgも減量できるそうだ。朝起きてから、寝るまで、あたり前の礼儀を躾けられ、あたり前の時間に、楽しく食事をする、それだけで、あたり前の身体になる。そりゃ、きっと、あたり前だろう。

 どうも、最近、このあたり前のことを実践できない家庭が増えている。そのことが、子どもたちの問題行動の原因なのだろう。

 さらには、少子化のため、子離れできない親が多く、この学校は、恒常的に定員割れをしている。なんと、38名の職員に、30名の児童という、超恵まれた環境なのだ。不登校、一人親などは、適用外だが、偏食や、肥満や、虚弱が見られれば柔軟に対応するようだ。(窓口:教育委員会学務課)

 しかし、昼食の冷やし中華を、20分かけて咬みなさい、と3年生の児童に指導されて、まいった。20分かけないと、デザートが食べられない規則らしい。なんとか、お許し頂いて、デザートを頂いた。

 ありがとうね!館山の健児たち


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