いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年07月07日(月) 伊豆方面、行政視察報告

7月7日、七夕さまの日に無粋にも、区外施設視察で、伊豆へ行くことになった。いや、行きたくなければいかなくてもいいので、無粋なのは、私自身かもしれない。

 なんで、伊豆か。伊豆高原に、小学生の校外施設『伊豆高原学園』と、直営保養所『伊豆高原荘』、伊豆長岡に、契約保養所『京急長岡ホテル』の3ケ所を視察した。勿論、公費でである。その他、鬼怒川温泉、とうぶ休養村、の各1泊がすでに実施されたが、参加しなかった。

 これは、4年に1回、つまり選挙が終わるごとに、議員に区外施設を理解して欲しいと企画されたものだ。4年前にも参加しているので、2回目になる。

 初めての参加の時は、『こんな視察は,必要なのか?』とチラシに書いて、古手議員に責められたものだが、2期目になると、まあ、いいんじゃない、と感じるようになった。決して、区民の感覚を忘れたわけではないが、施設の4年間の変遷を見ながら、同僚議員の”ホンネ”を聞くのも、今後の4年間に必要だと思うのだ。

 最初の施設、伊豆高原荘は、4年前に来たときは、『ヒドイ施設だ!』と感じたが、今回は、とてもいい感じに。お風呂の出口には、冷えたお茶が置いてあるし、料理も、料金(2食で2200円!)に比べて、抜群にいい。
どうしたことか、と思えば、委託業者を変えたそうだ。これぞ、競争社会。いいことだ。しかし、年間利用者17000人に対し、支出が、1億5千8百万円、つまり、利用者一人につき、9000円が、税金で補助されている計算になる。今後、建て替えも検討しているそうだが、、もはや、直営ではなく、民間旅館と契約して、5000円も補助ぢたほうが、支出も少なく、区民も喜ぶのでは‥

 次は、校外施設である『伊豆高原学園』。定員270名に施設の利用者が、年間5300名、単純に割ると、19日間の利用になる。まあ、満室で利用するとは考えられないが、せいぜい、年間100日未満だろう。その施設に正規の大田区公務員が11名、嘱託が3名。うち給食調理員は7名もいる。さらには、首都圏など、物価が高い地域に勤務する職員に支給される、調整給(本俸の12%)まで支給されている。児童が来る日だけ、パートで作ればいいだろうに。いや、それでは児童の食の安全が守れない!そうでしたね‥組合の主張は

 今回から、大田区が20年以上前に購入した、伊豆にある、養護学校用地の見学は中止された。これは、購入した後に、活火山層(言葉は違うかも)があることがわかり、建物も建てられず、売るに売れず『不良資産』になっているものだ。同様に、那須高原にも、温泉付別荘地を大田区は持っているが、これも、とんでもない山奥で、使いようがない。この別荘地も、前回は見学したが、今回は行程には入っていない。触れてはいけない『負』の部分なのだろうか。いらんものは、いくらでもあっても、売っちまえばいい、と思うのは、民間人のあさはかな考えだろうか?


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