いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年07月04日(金) う〜ん!なんと公明正大な業者選定だろう

 今日は、地元のある駅前再開発のコンサルタントの選定会が開催された。これは、過去5年間、随時契約(入札や、選定を受けない)で受注していた、大手コンサルタント会社の対応が、行政の意見しか聞かない、との地元意見により、今年度、契約できなかったことによる。(詳細は、過去の日記、官製コンサルはいらない、を参照)

 まちづくり研究会事務所に、研究会幹事さん8名(私も地権者で、幹事)、大田区2名、まちづくりに関わる公益法人職員3名が集合して、3社のコンサルの提案を各社1時間、合計3時間拝聴した。

 コンサルのプロポーザル(提案)に参加するのは、初めてなので、とても楽しみだった。

 最初の会社は、資料も貧租で、説明も無難にこなすだけで、以前のコンサルと同じタイプに思えた。気になったのは、参加したこの会社の常務さんが、説明の間、ずっと腕組みして聞いていたことだ。『俺は、頭がいいんだ』とでも言わんが態度には、好感はもてなかった。

 次の会社。ここは、現場から最も近い場所に本社があることをアピール。また、現場駅の時刻表をパネルにして、時間帯ごとの街のシーンをイメージ写真で説明するなど工夫と熱意が感じられた。極めつけは、コンピューターグラフィックを使った、上下電車から完成現場、車から見た完成現場の動画だ。参加者一同、そのリアルな画像と、工夫に拍手。

 最後の会社は、一番分厚い資料を作ってきたが、どこの現場でも表紙の駅名を変えるだけで使える『一般論』であり、せっかくパワーポイントを使っての説明も、説得力に欠けていた。唯一、社長さんが参加された会社だったのに、挨拶は原稿丸読み、参加者からの質問に社員が窮していても、助け舟も出さない、など、もたいないな、と感じた

 さて、各社お帰りいただいた後、選考に入ったが、最初の会社を推薦した幹事さんが若干の異論を申し述べられたが、一同異論なく、2番目の会社を推薦することとした。

 まことに、公明正大、いかなる圧力も、介入もなく、全員参加、白日のもとに決定された。すばらしい街への第一歩に相応しい選定会であった。

 御参加いただいた、三社のご協力に感謝!


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