いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年06月25日(水) 役所が植えると、植栽も育たない?晴海トリトンにて

 今日は、凄まじい梅雨の中、街づくり研究会のメンバーと一緒に、勝どき橋の近くにある「晴海トリトンスクエア」を見学にいった。車中での「規模が大きく、大田区の再開発の参考にはならない」との研究会会長の言葉と大雨に、いささか気落ちしての到着だった。

 が、いいじゃん!確かに規模は大きかったが、その中心をなしている花と緑と水のハーモニーが、晴海という大都会にいることを忘れさせてくれた。
再開発エリアと一体となった、車の入らない「区道」。市場や縁日の賑わいを想起させる飲食街。

 さらには、このテーマパークのようにステキな植栽を、たった二名のうら若き美女が、すべて管理している、という体制。街区には、インテリア学校もあり、この学生たちも、この街づくりに協力しているという。

 もっと、ビックリは、商業エリアから住宅エリア(都市整備公団)に入った途端、歩道や、街路が、無機質になり、植栽が恐ろしく、つまらなく、元気のないものに変わったことだ。同行した担当者の説明によると、植栽の単価も、歩道などの材料単価もすべて同じだが、公団の基準で設計施工すると、このようにつまらないものに、そして、植栽も元気のないものになった、とのこと。本当に、凄い違いだ。是非、日本中の、街づくり担当のお役人、首長さんに、この境界を見て欲しい、と思った。

 街づくりは、作る人、住む人の心だ、生き様だ。生き様と、心を感じない街には、植栽の木々すら元気を無くしてしまう。

 その街に暮らす人々の生きる心に火をつける、そんな街づくり、みんなでしようよ!

 


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