いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年06月04日(水) たばこの吸殻6kgで、たばこ一箱と交換!日本初

 今日は、来週から始まる第2回定例会の陳情、請願の締め切り日だ。私はどうも、この文字が嫌いだ。何か、議会や役人に、「こいねがう」という、お上と民(たみ)といった、愚民行政の名残のような気がするからだ。もっと簡単に、「要望書」とでもすれば簡単明瞭だと思うが、この文言を変えるだけで、気の遠くなるような年月と議論が必要になるだろう。
 陳情とは、議員の紹介のない「要望書」で、請願は、紹介議員の署名捺印のある「要望書」のことだ。他の自治体では、請願以外は審査の対象にすらしない議会もあるが、大田区はどちらでも同様に審査するので、区長与党連名の請願以外は、陳情にしたほうが「色」なく、いい、というのが4年間の経験則だ。
 さて、今回提出された陳情で、ユニークなものに、「吸殻を大田区で買い取る」というのがあった。これは、区内に吸殻いれを設置しているボランテイア団体が、吸殻のあまりの多さに業を煮やしての提案である。
吸殻6000本と、たばこ一箱を交換する、未成年の場合には図書券と交換する。その費用は、年額50億円大田区に入ってくる、たばこ消費税の0.5%をあてよ、というものだ。財源は別にしても、その発想はユニークでおもしろい。私も、以前より、たばこ1本あたり5円のデポジット(預かり金)を徴収し、吸殻を戻した場合、返金する制度の創設を訴えてきたが、今回の提案であれば、たばこ値上げにもならないし、愛煙家やJTの理解も得やすいであろう。どこで、どのように回収し、現金化するのか、など、お役人得意の「出来ない理由」のオンパレードが、都市整備委員会で始まるのは、今から目に見えるようだが、区民からの、このような建設的提案には、前例に拘らずに積極的に研究、実現する姿勢が求められる。


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