いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年06月03日(火) 外務省は誰のもの?危うく殴りあいに。

 地元の神社の祭礼に参加した後、「北朝鮮に拉致された日本人を救出する地方議員の会」主催の、川口外相、田中均審議官の辞任要求行動に参加した。外務省前に集まった、支援者、都議、市議の仲間とともに、外務省のビルに向かって”やめろ〜”の大合唱。私のアピールでは、一昨日、殉職された消防士の方を例にだし、わが国国民の生命財産を守っていただいている、警察官、消防官、自衛官など制服着用の公務員に比較して、外務官僚の使命感は情けない。消防官の倍以上の給与を取っているであろう、田中均審議官は即刻辞職すべし、と訴えた。
 その後、辞任勧告書を大臣および審議官の秘書さんに渡そうと、構内に入ろうとすると、ガードマンに門を閉められてしまった。「誰の命令で、何の権限で門を閉めたのか」問いただすが、上司の指示、の言葉のみ。つかみあいと、罵声の末、議員だけが建物内、一般の参加者は、構内までの入場を許された。次に通された「応接室」は、警備室の脇にあり、ほとんど、倉庫のような場所だった。応対に出た、北東アジア課の若人も、役不足。マスコミの写真撮影も、外務省報道課はOK.北東アジア課の彼氏はNO,とチグハグな対応だった。大臣、審議官の秘書は、それぞれ「多忙」を理由に会えない、という。それでは、秘書官の部屋の前まで行って、渡すだけでいいから、と迫るが、敵も出世競争を勝ち抜いて”主席事務官”まで、たどり着いた男。なんとしても、この水際で追い返さねば、外務省のメンツと自らの昇任にかかわる、とでも思ったのか、「私が、預かる」の一点張り。仕方なく、彼の前で、勧告書を朗読して退去することになった。
 外務省という役所は、省益と、個人の保身、韓国、北朝鮮、中国の国益保護には、いたく熱心だが、このような国民の要望には実に無関心な所だ。
瀋陽の領事館こそ、今日のように、さっさと門を閉めてくれればよかったのに。まあ、所詮、拉致も、脱北も、外務官僚には他人事か‥

(本件は、6月4日付、産経新聞朝刊に写真入で紹介されました。6/4追記)


 < 過去  INDEX  未来 >


いぬぶし秀一 [MAIL] [HOMEPAGE]
 
↑今日の日記は気に入りましたか?
My追加