いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年05月28日(水) まいったな〜なぜ隠す?お役人のDNA?

 今日は、都市整備委員会。まずは、議案の審査である。平和島プールの3時間の利用料金を、時間制限なしにしよう,という提案で、反対する理由もないので、意見を述べ賛成した。区内には3つのプールがあり、それぞれ違った民間業者に委託をしているが、これらの業者は利用者が多くても、少なくても、同じ委託料が入るから、経営努力なんかしやしない。接遇も荒くなる。事故だけは、いやだから、注意はうるさくする、段々、客足が遠のく。悪循環だ。民間委託は、民間の経営努力が発揮できなければ、なんの意味もない。集客までも委託し、集客に応じ、委託料を増減する、そんな、あたり前の事が、役所では「前例がない」から、実施に数年かかるだろう。
頑張れ!マトモなお役人。
 さて、次は、懸案の、旧蒲田保健所跡地(400坪)に、事業用借地権を設定し、新たな事業者により街づくりをしよう、との計画だが、当初より「あやしい」と指摘してきた案件だ。計画発表から事業者提案締め切りまで2週間という短さ、選定委員名も、応札業者名も、選定に至った議事録も非公開だ、という不透明さ。つまり、決定した業者以外、すべて密室で、役人と、その”仲間達”が決定する、というあいも変わらないものだった。
今日、いよいよ発表された決定業者は、元都議会議員(故人)の関係企業。同時に発表された、選定委員は、元自民党区議、区商店街連合会会長、公認会計士2名、区幹部2名だ。一般の区民や、その施設を利用するであろう消費者すら選考委員に入っていない。国などでもお得意の、官製委員会の感がある。
 外食産業、ホテルを含め5社が応札し、総合評価が高かった、この地元の会社が、スーパーマーケットと、フイットネスクラブを計画して、「街の機能を補完し、新しい魅力を創出する」として栄冠を射止めた。なんか、区役所脇にも、同じようなビルがあったが、フイットネスは苦戦をしているし、スーパーも大変そうだがな〜 いや、きっと素晴らしいものが出来るのだろう。密室で議論し、選定したのだから‥
 さて、そこで、この土地の地代、選考の経過、他社の提案などの情報を開示せよ、と要求したが、担当の副参事(課長級)は、かたくなに拒否。選考委員である助役に迫ると「私は開示してもいいと思うんだが、なんで駄目なんだろう」と、上司と部下の答弁が、かみ合わない。なにやら、事務方ベースで、開示できない理由でもあるのだろうか?あまりに頑ななので、逆に疑ってしまう。結局、渋々、開示したのは、地代は、400坪で、年間1200万円弱、保証金8000万円程度ということだけ。この情報開示の世の中に、ヒドイもんだ。よほど、隠さなければならない事があるのだろうか。公明正大だ、と言うのなら、すべてを区民に公開すべきである。それにしても、最大与党の2党が、この件に一言も質問しなかったのは、なぜだろう。


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