いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年05月26日(月) 連合審査会で質問。区長の住民票は誰でも取れる!

今日から、補正予算についての連合審査会が開催された。連合審査会というのは、通常、5つの常任委員会で、それぞれ所管事項について審査するところを、すべての委員会をいっぺんに、1ケ所で開催し、審査時間の短縮を図るものである。この審査会での、一人会派の質問時間は10分。これには、答弁も含まれるから、結構、短い。原稿を棒読みの議員さんもいるが、一問一答ですすめるので、原稿を書くと、話が面白いところで終わってしまう気危険があり、私は書かない。
 今日は、区役所における個人情報の管理強化、家計簿式の会計を、企業会計と同様の複式簿記にせよ、の2点に絞って質問した。昨今、住基ネットのセキュリテイが議論されるが、住基ネットの情報は、氏名、住所、生年月日、性別である。こんなもんは、誰でも、いつでも見れる。区役所の出張所に出かけ、「市場調査」との理由を示し、住民基本台帳の閲覧を申し出れば、30分1000円で、見放題、写し放題である。これで調べた世帯の住民の名前から、住民票を取れば、転居情報が取れる。本人を装えば、本籍がわかる、戸籍謄本も取れる、といとも簡単に個人情報が入手できるのだ。
 第三者が正直に、第三者だと告げると、委任状をもってこい、だの面倒だが、本人になりすますと、何も提示する必要がない。つまり、現状の制度では、善意の第三者には対抗できるが、悪意の本人(装っている)には無力である。試しに、本庁舎で、西野区長の住民票を取得して、議場と示しながら、問題点を指摘した。本人確認は7月から実施する、とのこと。どうか、形式主義にならず、実効性あるものを期待したい。


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