いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年03月13日(木) 最後の本会議当日、愚息の大学不合格発表

 今期最後の本会議である。今日は、平成15年度予算案に対する各会派の賛成反対の討論。採決だ。自民、公明、ネット無所属、自由が賛成、共産、緑の党、社民党が一部の議案以外反対。新政クラブは、1名が都議補選転出のため辞任、1名が区長選挙立候補のため退席、残る1名のみが賛成、ということで、すべて原案とおり可決された。賛成討論では、改めてお役人に、民間の厳しさ、納税者の痛みを思いながら予算執行にあたるよう、自らの体験を暴露しながら要望した。
 本会議が終わり、携帯電話をいれるとメールが盛りだくさん。長男の大学不合格の知らせも入っていた。彼は、ある大学の付属高校に通っていたが、体育の教員を志望して、体育系大学への進学を目指していたが、今日の不合格で、すべての大学に落ちてしまった。おやじの希望もあり、昨年のうちに、防衛庁に関する試験をすべて受験して、一番下位の2等陸士(2年間の任期を定めた隊員で、以降2年ごとに更新)には合格をしている。以前からの話し合いで、大学に不合格になったら、自衛隊で2年間訓練を受けながら、通信制の大学に通い、3年目に2部または1部に転部する、という約束になっていた。親としては、浪人をさせて、来年、という気持ちもあったが、敢えて自衛隊を勧めた。朝晩だまっていても食事が出て、洗濯もしてもらえる、そんな環境が、実は彼にとっては”不幸”なのではないか。当たり前のことに感謝できる人間になって欲しい、そのためには2年くらいの遅れは、たいした問題ではない、と説得した。たまたま、大田区の助役も、高校を卒業後、防衛庁職員として勤務した後、苦学して助役になられた。また、教育委員長も、陸上自衛隊の2等陸士として勤務した後、大学へいかれ、教育委員長にまでなられた。そんな事例に納得した、と思っていたら、彼にとっては、かなりのショックだったようで、”後輩の家に泊まります”とのメールを最後に、連絡を絶った。初めての”一方的外泊”だ。まあ、悩み、苦しみ、本人の道を決めてくれればと、親バカ父ちゃんも、そろそろ”子離れ”をしなければ、と、覚悟!


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