2002年07月01日(月) |
お役人は、現状維持がお好き? |
前例主義は、お役人の得意とするところだが、兎に角、現状を変えることには、組織をあげて抵抗する、と言っても言いすぎではない。 6月8日の日記でも書いたが、大田区の特別出張所と同じ建物にある文化センターの利用者は、出張所用(!?)の駐車場15台を使えない。なぜなら、それは、”出張所利用者のため”だからだ。したがって、同じ会合を開催しても、出張所にある集会室を利用すると、駐車場が利用できて、文化センターの会議室だと使えない、というおかしなことがおきる。まいて、土日祝日は、”出張所の利用者さん”は絶対にこない。(休みだから)それでも、止めさせない。なぜなら、去年も、おととしも、そうだったからだ。そのうえ、出張所は、区民生活部所管、文化センターは教育委員会所管なので、協議の垣根も高い。そこで、6月8日のこの日記のコピーを添えて、区民生活部長に改善を要望した。翌日には、担当の出張所長から、いかに、このことが難しく大変なことかのレクチャーがあった。(出来ない理由は役人の特技。毎度!)待つこと1ケ月。所長から電話があった。曰く”なんとか解決いたしました。土曜、日曜、祝日に限り、身体障害者、講演会の講師に限り、駐車を認めます” おう、そりゃ、大変だったろうな〜 そんなの、あたりまえだろうよ。あいてるんだから、利用者にも使わせろ、というと、”多くの利用者が車で来ると、違法駐車が増えるので…” この感覚、可哀想だけれど、18才や22才で役所に入って、管理職になった人にとっては、”あたりまえ”、だから怖い。区民の一般常識とは大きく乖離している。そして、乖離していることすら気が付かない。予算執行についても、そうだ。 ”去年も、この単価だったから高くない””東京都の積算基準だから適正だ”こんな理由で、高額な単価の見積もりが幅を利かせている。 以前、航空自衛隊の後輩が調達実施本部におり、ある戦闘機のつまらない部品が商社から一億円で納入されているのを不審におもい、インターネットで募集したところ、最安値の業者は、100万円だったそうだ。結局、この業者に、100個発注した。結果、国費は、99億円助かった訳だが、彼は閑職に異動になった。 役人の現状維持、自己保身のクセを改めなくては、この国は変わらない!
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