いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2002年06月07日(金) 150円の支出に5日間かかります。お役所の掟

 今日は、通常の予算執行には想定していなかった、”150円”の支出が発生した。担当者に、いつ出金になるかを確認すると、申し訳なさそうに”来週の金曜日頃”と答えた。ナニ〜? なんでやねん。
初めて、区役所の公金支出のシステムを知った。(スミマセン勉強不足で!)
まず、支出を担当する係員が、文書を起案し、その部課内で稟議をふり、承認を得る。その文書を、収入役室に提出すると、審査のため、5日間を要し、めでたく出金されるそうだ。これは、1円でも、1000万円でも、同様の手続きをふむ。
確かに、正確な公金管理には、チェック機能が必要だが、いまだに、判子と紙が幅をきかせる巨大なサービス産業”区役所”。電子決済など、夢また夢。
 そういえば、以前、河川モニターという役を受けた時、当時の建設省の出先機関から、360円の源泉徴収税を徴収した、との書類を、速達簡易書留600円かけて送ってきた。そもそも、費用対効果とか、合理性は、役所や、役人には、求めてはいけない。(たぶん)なぜなら、それを追求すると、仕事が激減し、自らの権益が消滅し、職員数を減らされ、予算も少なくなる。組織維持のためには、絶対にしてはいけない掟なのだ。どうりで、出来ないはずだ、”構造改革”


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