雪さんすきすき日記
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2016年11月21日(月) 「投月兎」のこと

 7時半頃起床。午前中は郵便局と歯医者に行って終わる。

 昨日からプレイしている「投月兎」(稲荷ドロップ)の感想を。
 兎のシロと月の子のアカリが、地上の穢れを祓う固定画面アクション。
 プレイヤーが操作するのはシロで、左右移動、攻撃、ジャンプ、コール、スキル。シロはアカリを持った状態でアタックを押すと、杵を向けた方向にアカリを打ち出す。アカリは壁に当たるとブロック崩しの要領で反射しながら飛び続け、飛んでいるアカリはコールで呼び戻すことができる。スキルは、所持している宝珠により様々な効果を発動する。また、シロは壁を杵で突くと反動で逆方向に動く。壁際で下に向けて杵を突き続ければ、壁を登ることもできる。
 ゲームの目的は、画面内に存在する穢れの結晶を全て破壊すること。穢れの結晶は、アカリを当てるかシロの杵で攻撃することで破壊できる。穢れの結晶の中には、当たるとダメージを受けたり、弾や敵を出してくるものもある。ダメージを受けてシロの体力が無くなるか、制限時間内に穢れの結晶を全て破壊できなかったらミスとなる。
 アタック長押しからの射出や、飛んでいるアカリを打ち返すことで、アカリを貫通状態にすることができる。貫通状態では穢れの結晶を貫通することができる。ただし、貫通状態のときはコールで呼び戻すことはできない。

 固定画面アクションとブロック崩しの良いとこ取りをしたような、独創性の高い作品。固定画面アクションのように段差や通路で地形が構成され、そこに穢れの結晶が配置されているので、アカリが跳ね返る地形が至るところにある。画面内を勢いよく跳ね回って穢れの結晶を次々と破壊していく様子はブロック崩しの面白さそのもの。また、地形の複雑さによりアカリが予想外の飛び方をしてクリアしたりと、ブロック崩しでは中々見られない意外性の高さも楽しめる。
 一方で、アカリを射出できる方向を指定できたり、飛んでいるアカリを呼び戻せたりと、ブロック崩しよりも能動的に操作できるところがアクション要素を高めている。さらに、シロ自身も杵の反動で壁を登れたり、スキルでアカリとの位置を交換したりと、アカリに劣らない高い行動力を有している。これにより、シロとアカリで協力して効率良くクリアするタイムアタック的な要素や、アカリでは届きにくい場所にある穢れの結晶をいかに破壊するかとか、アカリでは取れないアイテムをどうシロに取らせるかなどパズル的な側面もあり、様々な面白さが詰まった作品となっている。
 制限時間内に全ての穢れの結晶を破壊するというルールはあるが、制限時間の5分に対して、シロとアカリの機動力の高さのおかげで各面クリアに要する時間は大抵1分足らずで、時間切れになることはほとんど無い。用意された面を次々と突破していく進行の小気味良さも面白さの1つとなっている。

 10面毎にボス戦となり、倒すことで宝珠を入手して使用できるスキルが増える。ボス戦は敵の攻撃を避けながら弱点をアカリで狙い撃ちしていくという内容で、固定画面アクションのボス戦そのもの。ボスの攻撃が痛いので道中とは方向性が一転して堅実さが求められるが、率直に言って地味なので道中の小気味良さがここで急停止という印象を受けた。まあ、ゲームの進行に抑揚を付ける意味では必要とも受け止められるが。スキルは、シロとアカリの位置を変える日の宝珠が最も重要で、次に当たると爆発して周囲を巻き込んだり障害物を破壊できる火の宝珠。あとはボス戦専用。

 昨日は表面の全70面をクリア。ラスボスまではほとんどミスも無く、気分良く進められた。ラスボス戦は宝珠を全て奪われてしまうので、再び全て取り戻すというもの。全部で6段階の攻撃をしてきて初戦では初の時間切れとなったが、各段階の攻撃を攻略して勝利。火の宝珠を取り戻せば最終段階まで押し切れる。

 クリアすると登場する真月の章を今日はプレイ。こちらも全70面だが難易度が上昇しており、表面ほどすんなりとは進ませてもらえない一方で、敵が多数登場するので、敵を倒したときに出るアイテムも多く、結果的に残機が山ほど増える。
 最初に火の宝珠を入手すれば楽だと思って挑戦したらボスに全然勝てず。諦めて表面と同じ五行の順番でクリアしていったら、水の宝珠のスキルが火のボスに効果覿面で楽勝であり、スキルはそうやって使うものなのかと今更になって知る。なので、ラスボスも表面よりはスキルを活用して勝利。最終的に残機が100を超えていた。
 全140面をクリアしたので、これで「投月兎」は一段落。

 「2D/NOT 2D」今日は何故かプレイ中にブルースクリーンが多発して難儀したが、最終的にNORMALでかなり満足のいくプレイができた。さて、動画化と思ったところで、私のプレイではあまりぱっとしないような気がしてきた。


氷室 万寿 |MAIL
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