雪さんすきすき日記
リサイクル戦術シミュレーション『リサイクルプリンセス』 倒れてもその場で復活するリサイクルSLG。全力で応援中!
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2014年08月23日(土) 休日のこと

 待ちに待っていた休日が到来。しっかり寝て体力を回復しようと思ったのだが、8時に目覚めてしまう。やはり、歳を取ると長時間寝るのが難しい。

 今日から、2回目以上となる体験版に着手。

「地獄のヘリコマンドー」(OBLIQUEGLASS
 戦争物のB級洋画を意識した2DSTG。軍事用ヘリコプターで敵地に単身乗り込み、3種類の兵装を使い分けて任務を遂行するのが目的。自機の移動と照準が別操作なのと、(B級洋画の)ヘリらしい慣性の付いた動きが特徴。

 初期の体験版から間をおいて今回の体験版をプレイしたのだが、開始前の任務や兵器選択などの画面が随分と洗練された印象を受けた。兵器の説明が文章なので性能を把握するまで毎回読むのが結構大変だとか、長距離兵器の説明文は長距離兵器であることを色などで強調してくれると嬉しいと思ったが、どうせプレイしているうちにこの辺りは覚えるだろうからこのままでもいいのかもしれない。自機の強化装備が2つまで取り付けられるが、メニューで同じものを2つ装備できてしまうのは修正すべきかと。
 今回の体験版では4つの任務が選択可能。戦場がジャングル、海上、渓谷と増えて、任務内容も敵殲滅だけではなく、逃亡するトラックを追いかけて破壊するといった特定の標的を狙うものも加わっている。完成版では任務が15〜20ということで、任務内容にどのように幅を出すのか期待したい。

「MAGICAL×SPIRAL」(Broken Desk
 螺旋状の階段を登っていくアクションゲーム。自機は画面中央に固定で、移動すると地形の方が動く描写が特徴で、塔の中をぐるぐる回って登っていく雰囲気が味わえる。
 主人公の攻撃は3段まで連続して攻撃する物理攻撃と、精霊の力を借りた2種類の精霊スキル。精霊スキルは精霊により異なり、ゲームを進めて様々な精霊と出会うことで種類が増えていく。その他、左右移動と2段ジャンプで敵を倒しながら塔の内外にある螺旋階段を登り、出口までたどり着くとクリア。ボスが登場する面ではボスを倒すとクリアとなる。
 C86版になって、主人公の物理攻撃が追加されたのと、精霊の種類が増えたこと、ゲームの進行に分岐が出来たことが大きな変更点。また、塔内のマップも表示されるようになった。
 
 C85版に比べて眉を顰める要素が多かったのが正直なところ。まず、画面効果が派手になったのはいいのだが、節度なく使われているために視認性が犠牲になっている。まるで、考えなくとにかく数多くの効果を使いまくって結果的に見苦しくなったインターネット黎明期のホームページのような感じである。
 あと、自機のきびきびした動きに対して、物理攻撃のもっさりした動きには違和感を禁じえない。それだけならまだしも、敵に攻撃を当てたときに遅延演出が頻繁に発生するために、ゲームの流れが著しく阻害されているように思えた。
 2体目のボスの、舞台が塔であること、精霊スキルや塔内マップの活用といった、システムを活かした戦闘のように大いに感心させられた場面もあった。しかし、この過度の演出効果と頻繁な遅延効果で、品の無い内容になってしまったというのが率直な意見である。もちろん、製作者の意図が演出重視だとすれば、この方向性は決して間違ってはいない。ただし、私が今後興味を示すことは無いであろう。
 もう1つ。初回起動時にフルスクリーンにしたら画面が真っ黒なまま動かなくなり、強制終了させたら自動アップデートのダイアログボックスが表示されていた。自動アップデート処理はフルスクリーン化の前に行うべきかと。

「SkyLens」(ZENITH BLUE
 美麗な3Dグラフィックで描かれた横スクロールアクション。小さな剣士がダンゴムシや蜂、トカゲなどの小動物相手に奮闘する。
 主人公の行動は移動とジャンプ、小攻撃、大攻撃、ガード、ダッシュ。小攻撃は連打が効き、大攻撃は一撃が大きいのと敵を浮かせたりすることができる。ガードは格闘ゲームのように上下段別判定。ダッシュ後にジャンプすると長距離を飛ぶことができる。
 敵の中には攻撃を受けてものけぞらないスーパーアーマー状態のものが存在する(主に大型の敵)。この状態の敵に攻撃を与えていくと円状にゲージが増えて、真円になるとガードブレイクとなり、ガードが著しく低下して浮かせたり飛ばしたりと空き放題できるようになる。

 見た目こそ美麗な3Dグラフィックなものの、内容は古典的で堅実(悪く言うと地味)なアクションゲームであり、どこか懐かしさすら覚えるものがある。
 今回の体験版で導入されたスーパーアーマーのシステムのおかげで、前回よりもゲーム内容に大きく抑揚が付いた。具体的には、ガードブレイクまでは小攻撃とガードで敵の攻撃を受けつつダメージを与え、ガードブレイク後は大攻撃を絡めて一気に攻め立てるという感じで、それぞれの行動により存在感が出ている。ジャンプの軌道が低いのは、上下への機動力を抑えて回避より攻防主体の内容にする意図があるように改めて感じられた。ただ、小型の敵に円状のゲージが重なると、敵の姿を若干捉えにくくなったのが気になったところ(円状のゲージ自体はとても分かりやすい)。
 ボス戦は敵の攻撃の予兆と防御の可否、ガードの高さを把握して、その上でランダムにくる攻撃に対して都度予兆を見て対応していくという、反射神経を問われる内容。ボスの強力な攻撃には相応の予兆が表示されたりと前回よりも楽にはなった感じはするが、それでも難易度は決して低くない。派手さと勢いとは無縁で、攻略に地道な積み重ねを要するところは本当に昔ながらの作風であり、それがこの作品の方向性なのであろう。それにしても、体験版だからかと思われるが2面ボスは攻撃の予兆から攻撃までの時間が短いものが多くて相当な強敵であった。これは倒せない人がいてもおかしくない気が。
 全体的に、前回よりも特徴付けが相当明確になった印象がある。相変わらずグラフィックは綺麗であり、敵も虫が苦手な人には辛そうなほどえぐい。

「F.O.A.」(Anslot
 全方位アクションSTG。
 攻撃は近接のブレードと飛び道具のショット。なのだが、何故かショットが出なくてブレードのみで戦う羽目になった。それ以外に敵を捕縛したり敵の武器を奪うキャプチャと、キャプチャした武器を使うサブ攻撃。移動速度が上昇するダッシュという操作内容。

 キャプチャが実装されたが、今回の体験版をプレイした範囲では残念なことに蛇足感が否めない。物を掴んで投げられるのは分かったが、ダッシュで敵に肉薄してブレードを叩き込んだり、全方位ショットで敵を蹴散らしていく以外の攻撃手段として本当にこのゲームに必要な行動なのだろうか。サブ武器が実装すれば印象も変わるのであろうけど、現時点では存在意義が理解できなかった。
 未だにゲームの方向性が明確どころか漠然とも感じられず、率直に言ってC85版よりも後退している印象を受けた。


氷室 万寿 |MAIL
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