雪さんすきすき日記
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昼前に起床。雑務を片付けて、「さなもみ」早苗さんでHARDを開始。 NORMALのときに既に鬼のような強さを誇っていた早苗さんだが、改めてその強さを実感。神風破裏拳の破壊力の高さは先に述べたとおりでHARDでも攻撃の中心に。他のキャラのように無敵が活用できるスキルこそ無いものの、ちくわ大明神にはグレイズ性能もあるのでそれで十分事足りてしまう。また、道中で体力の高い敵にちくわ大明神でRUSH数を稼いで経験値とお金を荒稼ぎできるので、他のキャラよりも成長速度が早いところも攻略を楽にしてくれた。ちなみに、適当に稼いでいただけで、クリア前にレベルが上限の99にまで到達してしまった。 というわけで、全く負ける要素が見当たらない性能のおかげで、あっさりとクリア。椛や華扇では散々苦労したぬえやマミゾウも、体力回復を使う必要すらなかった。 クリア時のステータスはこんな感じ。早苗さんだけ次元が違いすぎる(笑)。
これにて「さなもみ」は一段落。感想をまとめてみようかと。
この作品は、幻想郷の各地で発生した異変(というか騒動)の数々を、椛、早苗さん、華扇の3人が解決していく東方二次創作アクションゲーム。 キャラクターは前述の3人から選択。椛は標準的で均衡の取れた能力、早苗さんは通常攻撃は弱いけどスキルが超強力、華扇は通常攻撃の威力が高いが体力が少ない、という特徴がそれぞれにある。 ゲーム展開は、道中にいる敵を倒しながら先に進み、面の最後に待ち構えるボスキャラを倒すことで異変を解決するという流れ。敵に連続して攻撃を当てて連撃(いわゆるコンボ)を繋げると、入手できる経験値やお金に倍率が掛かる。この辺りは「東方活劇綺談」と似通ったところが多く、見た目的にも「活劇」をデフォルメしたような印象を受ける。
「活劇」との差別化を図っているのが攻撃システム。通常攻撃はボタン連打で4発まで繋がり、4発目で敵を打ち上げたところにジャンプで追い討ちをかけるとさらに繋がる。コマンド技もあるが連撃を繋げるのには必要でなく、ひたすらボタン連打だけで繋がるよう簡略化がなされている。一方、スキルは画面上部のスキルゲージからスキルやスペルカード、回復アイテムなどを選択してスキルボタンで使用。スキルは飛翔(いわゆるグレイズ)と格ゲーでおなじみのブロッキング、画面全体攻撃の霊撃で全キャラ共通。スペルカードはキャラ毎に異なった3種類があり、MPを消費する強力な技。回復アイテムは文字通りHPやMPを回復させる。このように、スキルに関しては選択肢が大幅に増えており、場面に合わせた使い分けを要求される。その他、MPを大量に消費することで他のキャラを呼び出して共同攻撃をしかけるボム的な扱いのツープラトンがある。コマンド技やスペルカードの威力は自機の能力に依存するが、お金を消費することでレベルを上げて強化させることができる。そして、自機の能力も経験値を溜めてレベルを上げる以外にお金で底上げすることができる。 また、攻撃におけるスペルカードの重要度も高くなっている、というか今作はスペルカードが攻撃の主役ともいえるほど。スペルカードは、発動すると攻撃以外にも敵弾を消したり無敵になったりグレイズ判定が付いたりと付与される効果が多く、攻防併せ持つ性能を有する。MPの少ない序盤こそ活躍の場は少ないものの、自機が強化されてMPに余裕が出れば遠慮なく使って敵を薙ぎ倒していける。ちなみに、スペルカードは強化すると消費MPも増えるし、レベル1のままでも自機の能力を底上げすれば十分強くなるので、下手に強化させない方がいろいろと有利である。
簡略化された通常攻撃に、強力なスペルカード、そしてマニュアルに「とりあえず、レベルを上げて物理で殴ればいい。」とあるように、比較的簡単な操作で派手な攻撃を楽しめる作りになっている。ボスなどスペルカード連打でも勝ててしまったり、技巧重視の「活劇」とは対極にあるように感じられた。似たような構成で全く違った方向性を持っているのが実に面白い。 この方向性を最も楽しめるのが早苗さんではないかと。コマンド技の神風破裏拳が飛びぬけて威力が高く、通常攻撃など使わなくてもほとんどこの技だけで驀進できる。レベルを上げたときの威力はやりすぎとも思えるほどで、神風破裏拳の前にあっさりと倒れていく敵やボスには同情の念を禁じえなかった(笑)。そして、大量(48本)の竹輪を敵目掛けて放つスペルカードのちくわ大明神で連撃数も稼げることでレベルアップも早く、他の2キャラよりも遥かに有利に攻略できる。逆に、椛を「活劇」の感覚でプレイしてしまったときは、この作品の狙いが今一つ見出せなかった。あくまで簡単操作で派手な戦いを楽しむのに特化したシステムなのである。
操作が単純な反面攻撃で出来ることはあまり多くないため、椛や華扇でのボス戦が特に冗長に感じられたのが気になったところである。これは戦い方にもよるところが大きいかもしれないが、ボスは弾幕を撃たれると厄介なので近接攻撃を誘って攻撃し、また近接攻撃を誘うの繰り返しで、加えてボスの体力が非常に多いのでかなり長い時間同じ操作を繰り返すこととなる。早苗さんではほとんどのボスが上述の高威力の技のおかげであっさりと倒すことができて、椛や華扇をプレイした後では実に痛快であったが。 とはいえ、総じて簡単操作で派手な戦いという面白さは十分に堪能できた。操作性の良さは手練の域に達しているし、BGMのアレンジも華飯節が絶好調。今作も攻略中の「神霊廟」を放置してしまうほど存分に楽しませてもらえた。
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