雪さんすきすき日記
リサイクル戦術シミュレーション『リサイクルプリンセス』 倒れてもその場で復活するリサイクルSLG。全力で応援中!
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2011年09月19日(月) 続・休日のこと

 一昨日の夜に地元で呑み歩きのイベントがあったので、知人連中と参加。初めてのイベントなのでどうなるかと思っていたが、行く先々のお店は参加者で賑わっていたので成功だったのではないかと。お店の新規開拓も進んで非常に有意義な時間であった。

 そして、その日はがっつり28時まで呑んでいたので、昨日は夜中まで殆ど寝ていて、あとは「MineCraft」の動画を見て大笑いしていた。

 今日は、「さくやさんクライシス」と「Ruby Mobius」と並んで密かにプレイしていた「BLADE METAL ZERO」(ちびっこ娘々)をクリアまで。
 主人公はブレードを武器とする機械人で傭兵の少女ゼロ。不穏な動きを見せる組織の教祖の討伐が今回の依頼の内容である。
 ゼロの武装は主武装のブレードと、選択式の副武装、そしてこの作品の特徴であるバリアフィールド。バリアフィールドを展開している間は無敵となり、機動力も向上する。展開するとゲージを消費し、ゲージは時間で回復する。バリアフィールドを使わないと回避不可能な攻撃が普通に来るので、攻略には必須となる。なお、バリアフィールドはゲージの減りが速いが機動力が高いOFFENSIVEと、機動力は低いが(それでも通常よりは高くなる)ゲージの減りが遅いDEFENSIVEの2種類から選択できる。
 主武装のブレードは文字通り刀状の武器。自機の周囲1キャラ程度しか判定は無いものの高威力で、連打することで続けてダメージも与えられる。副武装は、溜め撃ちで連射はできないが前方に高威力で射程の若干長いブレードを展開するチャージ式ブレードと、この作品唯一の飛び道具で連射可能だが威力は非常に低いレーザーショットの2種類。
 近接攻撃が主体なので敵に攻撃するには相当接近しなければならないが、雑魚の攻撃は比較的緩く自機の攻撃力も高いうえに、バリアフィールドの無敵と機動力で、かなりの場面でこちらから攻めていくことができる。敵の出現パターンを把握するほどに、より大胆な攻めが楽しめるようになるかと。ボスは、バリアフィールドの活用がより求められる攻撃を仕掛けてきて、攻めの場面と避けの場面がかなり明確になっている。さすがにボスは近接攻撃を続けられるほど甘くはなく、バリアフィールドの使いどころと攻撃を与える隙をいかに見出すかが攻略の要点となる。

 グラフィックや演出などは比較的地味で(音楽もほとんど煉獄庭園)、道中の間延び感も若干感じられたが、高威力の武器と無敵のバリアフィールドをもって敵の懐に突っ込んで次々と倒していく、迅速な攻め主体の展開はとても気持ちが良い。ブレードを敵に当てたときの「ザシュッ」という効果音がまた手応えを感じさせるものがあり、本当に良い音を充てたものであると感心。

 副武装はボス戦で活躍するチャージ式ブレードで、バリアフィールドは時間が長続きするDEFENSIVEでクリア。NORMALは5面が大きな山場であったが、パターンを詰めると面白いように先手を取ることができるようになった。そして、NORMALクリア後に、最上位難易度であるARCADEもノーコンティニュークリア達成。道中は軒並み激しくなっていたが、先手必勝の方向性は変わらず。一部のボスの攻撃はNORMALより楽だったような。

 続いて、「blue-sky」(je-pu-pu)をプレイ。
 夢の中のような世界で、ビルの谷間を飛び越えながら出口に向かう3Dアクションゲーム。
 マウスで視点移動、右ボタンで歩行、左ボタンでジャンプ、ホイールでアイテム選択と操作は非常に簡単。風船につかまって上に登ったり、ロケット花火で長距離を移動したり、傘で高いところから飛び降りたりと、仕掛けも夢の中らしいものがある。
 視点が一人称で、舞台が林立するビルの屋上ということもあり、高所恐怖症の私にはなかなかの臨場感。高いところから飛び降りる場面では緊張することも(「MineCraft」で高いところから飛び降りる動画を連想してしまった)。ある程度高いところから落ちても無事だったり、ジャンプも身長より高くできたりと、夢の中のような現実離れした雰囲気が面白い。物語もついていたが、こちらはちょっと説教っぽいかも。
 全12面で、各面にあるメダルを全て揃えると追加で3面プレイできる。本編は手頃な難易度であったが、追加面はどれも一捻りしてあって、アクション性も本編に比べて格段に高くなかなか手強かった。

 続いて、「AtoA R.Regulus」(B茄子屋)。
 中世の打ち捨てられた巨大ダンジョンが舞台の全方位STG。ダンジョンといっても広大な正方形の空間で、主人公はその中を飛び回って敵を倒したり、面クリアの条件を達成していく。
 自機はマウスカーソルの方向に移動し続け、マウスのボタンで攻撃を行う。そして、キーボードでは敵を狙う、ダッシュ、緊急回避、ミサイルなどの特殊行動を行う。ここで、移動はともかく攻撃に関しては非常に独自性の高いシステムとなっている。
 先ずは敵を狙うという操作からして他に類を見ないシステム。狙うのキーを押すと、自機がマウスカーソルの方向に向いて、一定の視野角に照準範囲が設定される。この照準範囲の中に敵が居るときにショットを撃つと、敵の移動に対する偏差射撃を行う。偏差射撃といっても精度が抜群に高く、大抵は当ってくれる。通常の全方位STGならそのような複雑な操作をせずとも大抵は弾を垂れ流しできるので当ってくれるのだが、この作品では弾数が限られているので、動き回る敵に対してはこの狙うという操作をしないと効率よく倒すのは非常に難しい(ちなみに、制限時間あり)。しかも、照準範囲が出ているときは自機の移動方向が制御できないので、常に照準範囲に敵を収めるには移動も疎かにできないというわけである。また、攻撃の手法も、メインショット、メレー(近接攻撃)、シールドショット、シールドバッシュ、ミサイルと多種に及び、敵や場面に応じた使い分けが必要となる。ちなみに、敵もちゃんと偏差射撃をしてくるので、漫然と飛んでいると被弾しまくりである。
 また、防御も非常に独特。基本的には自動防御で、着弾すると自動的にゴーレムのようなシールドが登場して弾を防いでくれる。ただし、シールドは着弾した方向に出現するので、それが登場している間は他の方向が無防備になってしまう。これは、シールドを使った攻撃であるシールドショットとシールドバッシュを使用している間も同様。シールドを強制的に出現させて攻撃を行うものなので、威力が高い代わりに防御が手薄になる。特に、シールドバッシュはカーソルの位置に体当りをして大ダメージを与える強力な技だが、自機からシールドが離れてしまうので戻ってくるまで完全に無防備となる。シールドは時間で回復するが、連続して攻撃を喰らってシールドのゲージが全て無くなった場合には一定時間回復せず、その後全快となる。シールドが無いときに被弾すると本体がダメージを受ける。
 とにかく、これらのシステムが独特すぎて、理解するのに1時間以上もかかってしまった。最初は本当に1面すらまともにクリアできずに諦めようかとも思ったのだが、このような独特なシステムにしている意味を知りたくて延々とプレイを続けてみた。そして、その先に見えたのは、フライトSTGのように敵の攻撃を巧みに避けながら目標を狙って仕留めるという緊迫感に溢れた空中戦。雑魚には通常のショットやシールドショットで的確に狙い撃ちをし、戦艦のような大型で攻撃力の高い敵には遠方から高威力のシールドバッシュで逐次ダメージを与えていくという戦法は正しくフライトSTGのそれである。
 率直に言って、この作品は大いに人を選ぶ。独特の操作系が何のためなのかを理解できなければ、およそ楽しむには程遠いからだ。しかし、作者の思い描いた空中戦を追求した結果がこの操作系なのであろうと思うと、いかにも同人ゲームらしくて素敵だと思った次第である。
 現在Easyで5面まで到達。Easyは敵の誘導ミサイルの動きがまだ素直なので避けやすいのだが、それでも先の面に進むといつもミサイルを引き連れて目標を狙うことになる。やっぱりフライトSTGじゃないか(笑)。
 ちなみに、サイトにて体験版も公開中。挑戦意欲旺盛の方は是非プレイして欲しい。


氷室 万寿 |MAIL
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